岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 03月 11日
盛岡市黒石野で進行中の住宅の新築工事現場です。
この住宅は、東京の設計事務所「レミングハウス」さんの設計、弊社の施工というタッグになります。 レミングハウスと言えば建築家「中村 好文」さんの主宰する設計事務所。 いつも素敵な住宅を設計する著名な建築家との仕事はワクワクしますね。 今回はどんな住宅の施工となるのか今から楽しみです。 現場では仕上げに関わる作業も進み始め、作業も後半戦へと進んできました。 外観も建物外周の杉板張りの作業が一気に進み、建物の外観がいい表情に変化してきました。 そんな現場の様子をご紹介していきます。 雪にすっぽりと覆われた現場の外観です。 定期的に降り積もる雪で現場周辺は雪の山・・・。 周辺の道路も雪まみれで車の駐車スペースの確保も大変です。 今年は寒くて雪が多く、積雪対策に時間を割かれました。 LDKのキッチン上部の下地も進みました。 エアコン設置の為の先行配管もすでに施工済み。 だんだん大工の下地が進み、壁や天井が出来上がってきました。 階段室に設置された小窓。 開口部には小さな引き戸の建具が設置されます。 かわいい子窓も大工の手がしっかりと掛かる難しい納まりです。 窓枠と呼ぶ建具の立つ木枠もこの形状。 丸みを帯びた難しい形状ですね。 作業場の下舘大工と現場の小瀬川棟梁でうまく設置しています。 大工の技術を生かした仕上がりですね~。 洗面所への入口建具も設置準備が進みます。 シナベニヤで出来た壁は、建具を引き込むための薄い壁の部分。 完成時には下地の素材は分からなくなりますが、こうした細かな下地を作り分けながら作業が進んで行きます。 壁を側面から見るとこんな感じです。 薄い壁が2枚建ち、その隙間に建具が滑り込みます。 上部にはレールを埋め込む為の建具枠もあり、難しい納まりですね。 こうして現場の下地作業も少しずつですが着実に進みます。 キッチン上部の壁や天井も下地が出来上がりました。 ぽっかりと空く開口部は埋込タイプのエアコンを設置する場所です。 下地が出来上がり、この後造作されたキッチンが搬入されてきます。 LDKはアーチ天井の下地も出来上がり、家具設置の後には内装仕上げの作業が始まります。 いよいよ仕上げの工程も始まって、工事も終盤へと入って行きますね。 浴室ではタイル張りの準備が進んでいます。 まずは浴室の形状に合わせて大工が壁や天井・床の下地を作ります。 合板で作った下地にFRP防水を施工します。 まずは、グラスファイバーの繊維を敷く作業です。 この繊維と樹脂が組み合わさり、ひび割れの起きない強固な防水層を作ります。 樹脂を塗りこみグラスファイバー繊維が練り込まれました。 まずは床の部分の防水層を形成です。 続いて壁面のタイル下地となるゴムシートの施工です。 壁の合板に密着する特殊な防水シートを張り込み、このまましばらく養生していきます。 浴室の仕上げもだんだんと準備が進みます。 外部でも仕上げの準備が進みます。 ここは、屋外設置の給湯器の設置場所です。 縦の桟木を一部改修して給湯器設置用の下地を準備していますね。 屋外でも終盤の仕上げの準備作業が少しずつ進んで行きます。 弊社作業場では、造作材の加工作業が急ピッチで進みます。 材料置場から出してきたのはこの天板たちです。 岩手県産の栗の天板をたくさん出してきました。 これから何の造作部材を作るのかな? 栗の天板から切り出した造作部材たち。 大きな天板から細い棒状の部材を切り出しました。 四角い棒の角をさらに切断して八角形の棒を用意。 棒の断面はこんな感じです。 わざわざ大きな天板からこんな小さな部材を取り出すのは理由があります。 細い部材ですが長さが必要な部材・・・階段の手すりですね。 この八角形はまだ加工の途中、この後どんな風に加工されるのかな? 楕円形の丸みを帯びた棒が出来上がってきました。 長さも設置場所に合わせていろんな長さです。 大工が手作りで仕上げる楕円形の手すりも準備が進んで行きます。 楕円形の栗の手すりの製作を進めるのは田村大工です。 今度は四角いブロック状の栗材をヤスリで削る作業です。 このブロックは楕円形の手すりを壁に取り付けるためのブラケットという部分。 このブラケット部材も楕円形の形に合わせて加工して行きます。 弊社作業場の木材置き場から部材を探してこんな事も。 今回の建具の端に取り付ける手掛けの部分の樹種選定です。 白っぽい広葉樹という指定で現在用意できる樹種を選び並べて設計士さんに選んでもらいました。 ブナ・イタヤカエデ・イチョウ、どれもきれいな広葉樹ばかりですね。 こんな準備も行いながら作業を進めて行きます。 現場では外壁の杉板張りの作業がひと段落、外観もほぼ完成形が見えてきました。 室内でも終盤の内装工事に向けての下地作業が進み、弊社作業場では造作材の加工作業も急ピッチで進んでいます。 今回の建物は、本物の素材が持つ質感を生かした仕上がりが随所にありますね。 これから完成に向けてそんな仕上がりの作業が一気に増えて行きます。 いろんな作業が同時に重なり合いながら進む工程も見ていて楽しくもあります。 そんな大工工事の様子を順次紹介して行きますね。
by iwaizawa
| 2021-03-11 05:29
| 現場日記~住宅新築~
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