岩井沢工務所の仕事について
岩井沢工務所HP
新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
現場日記~住宅新築~ 現場日記~9坪ハウス~ 現場日記~リフォーム~ 現場日記~店舗~ 現場日記~マンション改修~ 現場日記~アパート~ 現場日記~蔵移築再生~ 現場日記~蔵改修~ 現場日記~古民家再生~ 現場日記~小屋~ 施工したお店 古民家移築先募集 古材 おしらせなど イベント案内 いろんな話 近所のお店 遊びなど 外構工事 モリブロ 以前の記事
2024年 11月 2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 2024年 02月 more... 検索
ブログパーツ
記事ランキング
|
2021年 03月 22日
盛岡市上堂で進む住宅新築の現場「上堂の家」。
この住宅も設計は、「オオツカヨウ建築設計」さま、施工は弊社というタッグで進む現場になります。 コンパクトな建物ながら1階は回遊性のある面白い間取りの住宅になりそうです。 設計士が計画する高性能な住宅性能と弊社の大工たちの木工技術がマッチして進む家づくりが進んでいます。 もちろん使う木材は地元盛岡の山から伐採された木材たちです。 その木材たちを使った建物構造が現地で組み上がる「建て方」の工程が無事に終わり、大工の下地の作業が進んでいます。 地元の木・地元の大工の技術・設計士の住宅計画が融合した家づくりの様子を紹介していきます。 雪の多かった真冬に進む現場。 毎日のように除雪・排雪作業を行いながらの現場作業です。 外周部の施工は天候を見ながら進めて行きます。 外周部のブルーシートを剥がして、建物の付加断熱層を表します。 柱の外側を覆うように張ってある構造用合板、その外側には横方向に付加断熱の下地が取り付けられています。 付加断熱の下地の間に成型されているグラスウールボードをはめ込みます。 隙間なく建物を覆うように付加断熱が設置されて行きます。 付加断熱材の厚さ42ミリと壁内の充填断熱105ミリで建物をぐるっと囲っていきます。 玄関庇の板金工事が始まりました。 玄関上部の庇は、野地板が張られて木の下地があらわです。 そこに立平葺きという葺き方の屋根が設置されて行きます。 軒先の部分に唐草板金という役物を取り付けます。 軒先を包むように加工された屋根材と同じ鋼板素材を曲げて作った部材ですね。 屋根材とこの唐草板金がしっかりとくっつき雨漏りを防ぐ役目を担います。 屋根面にルーフィングを敷き、その上に屋根材を配置していきます。 端から屋根材を1枚ずつ置いて固定して行きます。 壁との接合部分は10cmほど立ち上げています。 雨が逆流しても壁内には侵入しないように施工を進めます。 玄関上部の屋根が葺き上がりました。 母屋の屋根とは色違いの白い屋根が出来上がりました。 外壁と相まってどんな外観に仕上がるのか楽しみです。 玄関庇の屋根板金が出来上がった玄関まわりの様子です。 向かって左側にだけ壁があり、庇とつながっていますね。 L字型の壁と屋根が連動する外観となりますね。 軒天井の下地作りも進んでいます。 外壁面から飛び出た屋根の裏側が軒天井です。 野縁という木材で下地を組んで行きます。 軒先の方には黒いモノが挟み込まれていますね。 軒先はこんな仕上がりです。 木に挟まれた黒い物体は、よ~く見るとハチの巣状の空洞が空いたプラスチックの部材です。 この黒い物体は空気を通すための通気部材というモノですね。 軒先から屋根の空気を排出するための仕掛けが施されています。 壁際の野縁には穴が空いていました。 コチラな外壁面を上昇してきた空気を軒天井内に取り込むための通気孔。 外壁面と屋根からの空気を循環させることが出来るように軒天井で仕掛けが出来ています。 断熱の施工とこの空気の循環をセットで施工する事で建物の断熱性能と耐久性を高めています。 室内ではユニットバスの施工も始まりました。 バラバラの部材の状態を現場で組み上げて設置して行く浴室施工となります。 洗い場と浴槽の下地が出来上がっていますね。 浴槽が入り、入口ドアも設置が完了です。 部材がバラバラなので一般住宅の廊下の巾70cmでも十分搬入できるので、リフォームでも施工が可能なユニットバスですね。 よって、将来ユニットバスを交換する際にもバラバラにして搬出できます。 組み上がった浴室が完成。 広い現場内では作業もスムーズに進みましたね。 こうして浴室の施工も無事に完了です。 室内では壁の下地作業が進んでいます。 壁内の充填断熱としてグラスウール断熱材が入って行きます。 断熱材を入れた後には、横方向に胴縁という下地の木を設置して行きます。 縦横に木の下地が入り、壁がしっかりと出来上がって行きます。 窓の設置作業が始まりました。 窓に使用するのは、樹脂サッシですね。 トリプルガラスを入れた高断熱の窓を設置して行きます。 これは小さな窓でも通気をしっかり確保できる横すべり出し窓です。 サッシの設置が進み、部屋の雰囲気も少しずつ変わってきました。 2階は天井を低めに設定し、天井に近い位置に窓を配置しています。 スッキリきれいに納まった窓がいい雰囲気を作り出して行きます。 外周部の付加断熱とサッシの取付が進む現場。 除雪してもすぐに雪が降り積もった今年の冬場。 ゆっくりですが着実に施工が進んで行きます。 何もなかった現場に基礎ができ、建物が立ち上がって行く工程が完了し、大工たちは下地の作業を進めて行きます。 木組みが立ち上がって行く建て方作業のように華のある作業ではありませんが、建物の強度や断熱性能に関わる大事な工程が進んで行きます。 弊社では、大工の棟梁が中心に木組みの構造を組み上げて、続く下地の作業も進めて行きます。 大工の棟梁は木組みから断熱・気密施工まで何でも出来る多能工でもありますね。 寒くて雪の多い冬でも大工が進める家づくりが進行中です。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-03-22 04:44
| 現場日記~住宅新築~
|
ファン申請 |
||