岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 03月 23日
盛岡市中野で進行中の住宅新築プロジェクト「曲面天井の家」。
設計は株式会社NoMaDoS様、施工は弊社というタッグで進むプロジェクトになります。 古くからの街でもある中野地区にある変形狭小地に小さいながら特徴のある住宅が計画されています。 とっても素敵な設計に弊社の大工たちの技術をうまく入れ込みながら建築を進めて行きます。 そんな新しいプロジェクトが進行中です! 現場では、建て方作業が無事に終わり、上棟式を執り行いました。 そんな上棟式の様子をご紹介です! 建て方作業が無事に終わり、建物外周が覆われた状態での式となりました。 真冬の寒い中でしたが、天候も何とか持ち青空も見える中での上棟式です。 屋根上に設置した矢羽根がきれいですね。 緩やかに風も吹き、吹き流しがたなびく最高の天候です。 矢羽根は、弊社の先々代「岩井澤長造」が作った年代物。 何度も修復しながら使い続けてきました。 この日も真冬の快晴の青空の元、大きな矢羽根が建物の屋根に鎮座しました。 いつ見ても大きな矢羽根は気持ちがいいですね! 私は朝から棟札の準備です。 奉納する杉板に神様の名前を記載し、棟札を作ります。 和紙で紙垂を作ったり、麻紐を用意したりと昔ながらの仕来りに従って上棟式の準備を進めます。 現場には祭壇を準備しました。 棟札・図面・大工道具・あげもの・お神酒を準備します。 神様においでいただき、この建物の工事の安全とお家の繁栄を祈願します。 日本古来からの大工の祭りごとです。 神様にこれまでの工事の安全と今後の安全を祈願する立花棟梁。 棟梁には、神様の前で大工仕事を行ってから手を合わせてもらいます。 お施主様、設計さん、大工たちみんなで祭壇に手を合わせて礼拝しました。 屋根上に設置した矢羽根の前でも大工たちが礼拝します。 立花棟梁を中心に二礼二拍手一礼の作法で工事の安全を祈願します。 屋根上からは遠くに岩手山も見えました。 冬場は晴れの天気でもなかなか岩手山が見えない日が多いのですが、この日は上棟式を祝うかのように山も見えました。 最高の天気の中、上棟式が無事に進んで行きます。 梁川を挟んだ対岸から見た現場です。 ブルーシートと構造用合板で覆われた建物の屋根に矢羽根と吹き流しがたなびきます。 コロナ禍で大々的な上棟式というわけにはいきませんが、矢羽根を上げて上棟式になりました! 上棟式は、平安時代から続く行事です。 昔は、建物が立ち上がる上棟式までがとっても危険な作業でした。 もちろんクレーンも無く、足場もほとんどなく、ヘルメットも無く、大工も大勢が事故で亡くなっていたようです。 そんな時代には、こうして建物が上棟した際には、みんなでお祭りを行っていたのが上棟式の起源ともいわれています。 現代では、上棟式を行う事もかなり少なくなりました。 大工仕事を第一に据える弊社では、なるべくこうした上棟式を大事にしていきたいと思います。 今回も上棟式を行っていただいたお施主様には感謝を申し上げます。 いい上棟式が行えてとてもうれしいですね。 弊社の若い大工たちもこうして上棟式を経験しながら大工という仕事に誇りを持って欲しいですね。 そんな上棟式のお話でした。
by iwaizawa
| 2021-03-23 05:13
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