三ツ割の家 完成写真②

盛岡市三ツ割で進む住宅新築の現場です。
県営球場近くの土地、地元岩手県産木材・盛岡市産木材を使い大工の技術を生かした家づくりもいよいよ完成です。
大工だけでなく、いろんな職人たちが連携して作ってきた家づくりの完成写真をご紹介しますね。

建物全景。
昔ながらの切妻屋根のシンプルな外観です。
吹付仕上の外壁と杉板の下見板張りの和風の仕上がり。
築年数が経過してもいつ建てたか分からないような外観です。

玄関土間は、左官の玉砂利洗い出し仕上げです。
黒い玉砂利を敷き、モルタルを充填してから洗い出す、左官職人の技術が生きる仕上がりですね。
とっても落ち着いた雰囲気の玄関スペースです。

玄関内の土間には、下足入れが配置されています。
開口部の奥にはシューズクロークも配置しています。
ゆとりのある玄関スペースを作っています。

シューズクローク内には、L字に棚を配置。
靴をたくさん収納できるような作りになっています。
玄関の土間に靴が溢れる事の無いような収納を確保しています。

L字の靴棚の脇にはコート掛けのスペースも備えています。
ハンガーパイプを取り付けて、コート類をハンガーにかけて保管できるスペースです。
夏場な濡れたカッパなど室内まで持ち込みたくないような衣類を掛けて置くスペースです。
なかなか重宝する収納になります。

こちらはLDKですね。
大きな栗の曲り梁が目に入りますね。
岩手に多く生えている栗の木、その栗を見えるように梁として配置しました。

LDKに配置した階段です。
段板や蹴込板には南部アカマツを使っています。
作りたての現在は、薄い黄色の木肌がきれいですね。
経年変化でだんだん色が濃く変化していきます。

階段を上り始めて見上げると木のブロックが壁面に配置されていますね。
ラグビーワールドカップの釜石会場に使われていた仮設の観客席のシート部分です。
壁面にオブジェとして使いました。

階段を上り見下ろすとこんな感じです。
赤松の階段材、杉の手すり、ワールドカップの壁面オブジェ、木の素材でいっぱいの階段スペースですね。

2階の個室です。
スッキリお落ち着く個室スペースですね。
床板には唐松材を使用しています。

収納もしっかりと配置しています。
建具はシナベニヤを使ったフラッシュ戸です。
建具も建具職人が作ったオーダーの製品たち。
大工を始め、職人が手を掛けて作った住宅です。

地元岩手・盛岡の木を使った家づくりが完成しました。
大工を始め、多くの職人が手を掛けて作る家づくりを進めてきました。
本物の素材と本物の技術で仕上げるとこんな素敵な空間が出来上がります。

弊社では大工仕事をすべての基本として家づくりを進めて行きます。
そして大工以外にも多くの職人の手を経て建物が出来上がって行きます。
地元の木材を使い、地元の職人たちの技術を生かした家づくりですね。
今回の建物にも地元岩手・盛岡で伐採された立派な木材が多く使われています。
そして本物の素材を使うと、住んでいて気持ちがいい！
それは、現代風のシンプルモダンな家でも、昔ながらの和風住宅も一緒です。
そんな家づくりが完成しました。