岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 03月 27日
盛岡市前九年で進行中の住宅新築のプロジェクト「house-Y」。
建設する場所は、閑静な住宅街の中にある、多角形な敷地に住宅を新築していきます。 squareに近い住宅を配置し、そこにできる変形な空地は庭やガレージに利用する計画です。 設計は、オオツカヨウ建築設計様。 今回も弊社の大工たちと大塚設計士がタッグを組んでの家づくりが進んで行きます。 今回は、無垢のケヤキ材を使ったカウンター製作の様子をご紹介します。 弊社作業場の木材保管場所から選んだケヤキの天板がコチラ。 家具加工担当の下舘大工と私で選びました。 物凄くいいケヤキの天板ですが、手前側に入り皮という欠点があるモノです。 木目の積んだ1枚板のケヤキ、その欠点を補ってカウンターを作る事に。 どんなカウンターに仕上がるのか楽しみです! 入り皮部分の埋め木の準備に入る下舘大工。 まずは、墨出しの作業です。 どの部分を切り出して埋め木を行うか検討しながら墨出しの作業を進めて行きます。 墨を出した部分に丸鋸を当てて行きます。 ゆっくりと丸ノコで切断作業。 厚い天板なので反対側まで一度では刃が通りません。 丸ノコに続き、手ノコで慎重に切断作業ですね。 木目の積んだケヤキは、この切断も大変手間が掛かります。 とにかく硬い! 丸ノコと手ノコで切断した隙間にノミを当ててゆっくりと切断部分を切り離します。 ほんの少しでも木がぶつかっていると切断部分が外れてきません。 とにかく慎重にゆっくりと作業を進めます。 切断箇所の木口を削る作業。 斜めの切断面を特殊なカンナで少しずつ削って行きます。 槍カンナという面白い道具も登場しました。 削る作業も慎重に進めて行きます。 入り皮の部分を取り除き、同じ形状のケヤキの木を見つけてきました。 同じケヤキですが木目がなかなか合いません。 下舘大工は、木目がなるべく似ているモノ、色も似ているものを木材置き場から見つけてきました。 いよいよ木の部分移植作業が始まります。 埋め木の形に合わせてさらにノミで削る作業を進めます。 ここからは、埋め木とピッタリと合わせてかなり微妙な加工が必要になります。 下舘大工も慎重に加工を進めて行きます。 削った凹みに埋め木を合わせてみます。 合わせては外して削る作業を繰り返して行きます。 埋め木と溝がピタッと合うまで何度もこの作業を行います。 埋め木と溝の位置がぴったりと合いました。 木目も似ていて違和感はないですね~。 いよいよ木の移植作業が始まります。 接着剤を付けて張り合わせる作業が始まりました。 埋め木をピッタリとはめ込み、このまま数日間乾燥させていきます。 下舘大工は、カウンターの脚の部分の加工を始めました。 脚の端部にホゾを作る作業です。 ノミと金づちで仕口を作って行きます。 出来上がったカウンターの脚の部分。 木肌の色がケヤキとは少し違いますね。 森林組合さんの札はケヤキと記載されていたのですが・・・・。 加工を進めると違う木に見えてきます。 多分「キハダ」と思われます。 乾燥を終えたカウンター天板側にはホゾ穴を加工します。 これでカウンターの準備が整いました。 いよいよ現地に運んで設置ですね。 現場でカウンターを設置です。 きれいな木目のケヤキのカウンターが出来上がりました。 とてもいい仕上がりで大工と一緒に満足です! カウンターの脚の部分はキハダです。 入り皮部分の埋め木もこんな仕上がり。 これはこれでいい感じに仕上りました。 カウンターの設置も進み、いよいよ工事も終盤です。 盛岡市前九年で進む住宅新築工事の現場でした。 現場では、内部外部の下地を作る工程から仕上げの作業へと工程が進んで行きます。 仕上げの工程が始まると日ごとに現場の雰囲気が変化してい行きますね。 今回は、ケヤキのカウンターの製作現場をご紹介しました。 木は1枚として同じものは無く、大工の手でいろんな加工を施されて行きます。 見事なケヤキの1枚板のカウンターが完成です!
by iwaizawa
| 2021-03-27 07:38
| 現場日記~住宅新築~
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