「house-Y」 仕上げの工程が進行中！

盛岡市前九年で進行中の住宅新築のプロジェクト「house-Y」。
建設する場所は、閑静な住宅街の中にある、多角形な敷地に住宅を新築していきます。
squareに近い住宅を配置し、そこにできる変形な空地は庭やガレージに利用する計画です。
設計は、オオツカヨウ建築設計様。
今回も弊社の大工たちと大塚設計士がタッグを組んでの家づくりが進んで行きます。
高い断熱性能と高いデザイン性を両立した住宅づくりの現場を順を追ってご紹介しています。
お施主様一家に見学いただいた構造材が組み上がった建物は仕上げの工程へと入ってきました。
いよいよ仕上げの作業も始まり多くの職人が現場に入り、現場が活気づいてきました。
そんな終盤の仕上げの作業が進む現場の様子を紹介します。

現場は、仕上げ作業の真っ最中！
リビングの収納も建具の塗装が終わってほぼ完成形です。
でも、モノで溢れかえっている現場･･･｡
工事の終盤はいつもこんな感じですね。

床の塗装仕上げも各所で進みます。
岩手県産のナラの床板には、オイルで塗装して行きます。
オイル塗装前の床板は、少し白っぽい感じですが、オイルを塗布すると木目がクッキリと見え、少し色が濃く仕上がります。

使用するオイルは、プラネットジャパンのハードクリアオイル。
床板に塗布した後に拭き取って仕上げて行きます。
少し光沢のあるナラの床に仕上がります。

リビングのテレビ収納も塗装が仕上がりました。
グレー色に塗装した収納がリビングの雰囲気を作り出します。
天井の杉板とも相性は抜群です。

玄関からリビングに掛けてのスペースでは、タイル張りの作業が進みます。
300×600の大判タイルが床の仕上げになります。
タイルもグレー色の石目調の製品。
木の色、白い壁、グレーの床がこの住宅の基本色となります。

2階のフリースペースに設置したカウンターはほぼ仕上がりました。
ケヤキの1枚板で作ったカウンターです。
まわりの壁が白く仕上がり、床も塗装が完了です。
このカウンターで遊んだり勉強したりと使って欲しいですね。

ケヤキのカウンターも床と同じオイルでの仕上げ。
ケヤキ本来の質感をそのまま生かした仕上がりです。
とっても硬いケヤキの木、木目もきれいに仕上っていいカウンターが出来上がりました！

2階フリースペースの全景。
少し天井が高く奥行のある空間です。
そこにカウンターと収納棚が配置されています。
奥の右側には、畳の小上がりスペースもあります。

畳の小上がりスペースも四角い和紙畳が入ってほぼ仕上がりました。
1段上がる高さを利用して引出しを設置する計画です。
建具の敷居にはエンジュの木を使いました。
黒っぽい木肌のエンジュは、硬くて敷居に適した樹種ですね。
畳の縁切りとしてこの濃い色がいい演出をしてくれました。

階段下のスペースには、ストーブの設置が進みます。
このストーブは、ペレットを燃料としたFF式のストーブです。
リビングのタイルを知った土間スペースに置かれました。

ストーブを脇から見るとこんな感じに設置。
排気筒が背面から出て、後ろの壁を貫通して外に出ます。
薪ストーブのような柔らかな暖かさを出すペレットストーブです。
メンテナンスは、かなり楽ですね。

建具設置も終盤です。
キッチン収納の観音開きの戸を設置中の建具屋さん。
建具は、秋田のサイトウ木工さんが担当しています。
建具設置も終わり、いよいよ工事も終わりが見えてきました。

2階のトイレも機器の設置が完了です。
奥には節水タイプの便器を設置し、手前には手洗い器を取り付けています。

ダイニングには、テーブルと椅子が搬入されてきました。
家具は菜園の家具屋さん「Holz」さんが担当です。
製品の詳しい情報はコチラをご覧くださいね。

盛岡市前九年で進む住宅新築工事の現場でした。
現場は仕上げの工程が進み、工事が完了となりました。
仕上げの工程が進む日は、日に日に現場の雰囲気が変化してい行きますね。
そして仕上には地元岩手県産の木材をたくさん使いながら、しっかりとデザインされた空間を作り上げられて行きます。
地元の木をふんだんに使い、いいデザイン、そして高性能な建物を大工の技術を生かして進めてきました。
次回から数回に分けて完成写真をご紹介していきますね！
続きをお楽しみに！