盛岡市中央通1丁目 「LOPPIS153」様 店舗改修工事 進行中！

盛岡市中央通1丁目、盛岡中央郵便局の斜め向かいのある雑貨＆喫茶のお店「LOPPIS153」様の改修工事が始まりました。
お店は、北欧の蚤の市で見つけた古き良きもの、国内外の職人さんたちのこだわりが詰まった新しいもの「古」と「新」を紹介しているお店ですね。
今回の改修工事の期間は、4/11〜4/30を予定しています。
工事の様子を少しずつ紹介して行こうと思います。

改修工事が進む店内。
田村大工が施工を進めるのが床の改修作業です。
今回の改修工事の大きな要素の一つです。
お店全体の床を無垢のナラ（オーク材）の床に改修します。

店内の道路側に面する出窓部分もきれいに床が張られました。
台形の特殊な形状の床ですが、きれいに納まりました。
今回使用しているナラの床板は、直貼り用と言ってRC造や鉄骨造の建物用に作られた床材です。
無垢の板をゴムシートに張り付けた製品です。
今回は、既存の古い床の上に新しい床材を張って改修を進めています。

店内の床全面が新しい床材に覆われました。
ナラの板は、斜めにセットされていてジグザグに板が並ぶように張っています。
お店の雰囲気に合わせて張り方を変える事も出来ます。
今回は、北欧雑貨の雰囲気に合わせてヘリンボーン張りという張り方で施工を進めました。

お店の入口部分も改修が進んでいます。
これまでの入り口だった部分にガラスをはめ込み、別な面を入口に改修しています。
お客様の動線を変えるための大事な改修要素の一つです。。
建具枠の設置も完了して新しい建具を待つ状況です。

張り上がった新しい床がとてもキレイですね。
ヘリンボーンのジグザグ模様がいい感じに仕上りました。
ナラ（オーク）の床は、板自体の硬さが高く、傷のつきにくい素材です。
こうした土足のお店に使っても問題ありませんね。

塗装が始まりました。
塗料に使用するのは、天然成分のオイルとなります。
板の表面に塗膜を作る樹脂製の塗料ではなく、浸透性の油を使用します。
この後数年かけて、経年変化し板の色合いがとても良く仕上がって行きます。

塗装中の床板の様子です。
左下の板は塗装前の状態ですね。
オイルを塗る事で板が濡れた様な状態になり、少しだけ色が濃く仕上がります。
着色しなくても十分いい色合いに仕上がります。

床全面の塗装が完了です。
斜めのナラの板の向きで光の反射が変ってジグザグ模様がより際立って見えています。
1日の中でも太陽の位置が変わるたびにこうしていろんな表情を見せる床が出来上がりました。

弊社事務所では、塗料のサンプル帳で塗装の打ち合わせです。
もう一つの改修要素がファサード部分の改修です。
オーナー様のイメージする色を塗料で表現するために塗装担当の小林作業員と色の打ち合わせです。
メインとなる壁のグリーン色を決め、階段室の鉄扉のイエローもおおよそ決めて行きます。
う～ん･･･難しいですね！

壁の色は、このローソクの色をメインに決めています。
日塗工のサンプル帳と照らし合わせて色決めを行いました。
広い面積の塗装では、こうした小さなサンプル帳ではなかなかイメージとは合いません。
今回は、おおよその色を決めて現場で調整するという方法で施工を進めます。

改修工事もいよいよ終盤に入ってきました。
店内の床の改修がほぼ完了し、塗装作業に取り掛かっています。
この後は、入口建具の設置とファサード部分の塗装作業などへと工程が移って行きます。
本物の素材を使い、大工の技術を生かしたお店の改修工事が進んで行きます。
GWの連休前までには、施工が完了する計画です。
LOPPIS153様の店舗改修工事の施工の様子をご紹介しました。
この後も少しずつ施工の様子を紹介していきます。
続きをお楽しみに！