前九年 「house-Y」 完成写真②

盛岡市前九年で進行中の住宅新築のプロジェクト「house-Y」。
建設地は、閑静な住宅街の中にあり、多角形な敷地に住宅を新築していきます。
squareに近い住宅を配置し、そこにできる変形な空地は庭やガレージに利用する計画です。
設計は、オオツカヨウ建築設計様。
今回も弊社の大工たちと大塚設計士がタッグを組んでの家づくりがようやく完成しました。
高い断熱性能と高いデザイン性を両立した住宅づくりの現場の完成写真を数回に分けて紹介します。
今回は2階を中心に完成写真を紹介して行きます。

2階の中心には家族全員で使える多目的な空間が出来上がっています。
大きな収納棚、無垢の木で作った大きなカウンターが特徴のフリースペースです。
建物全体の断熱性能が高いので、真冬でも使いやすい空間になります。

大きなカウンターは、ケヤキの木で作っています。
伐採・製材から20年以上経過したケヤキを天板に側板にはキハダの木を使用しています。
フリースペースにこのカウンターがあるだけで少し締まった空間になりますね。

近くで見るとこのケヤキの良さがよ～く分かります。
木目も良く、よく乾燥したケヤキは肌触りも格別です。
ここから建物と共にさらに育っていく無垢のケヤキのカウンターですね。
オイルの拭き取り仕上げた天板は、ほぼメンテナンスフリーです。

振り返ると階段上がり口の向かいには畳の小上がりスペースがあります。
その奥には、ベランダがありますね。
フリースペースを中心に寝室や子供部屋、和室などがつながる構成となっています。

小上がりスペースは、フリースペースから段差があり、段差を利用した引き出し収納が設置してあります。
普段の生活であまり出し入れの少ない季節ものなどの収納に便利ですね。

引出しを開けるとこんな作りです。
引出しの底に車を取り付けて床の上をすべるように引出しが出てきます。
小上がりの段差の有効活用になります。

小上がりの全景です。
4.5帖の広さに地窓を設置してあります。
畳は縁無し3尺角の和紙畳を敷いています。
スッキリしたシンプルな畳スペースです。

地窓から入る光もいい雰囲気です。
畳スペースは明るすぎず、居心地がとってもいい空間。
必要に応じて照明を活用すれば、いろんな用途に使う事が出来ます。

子供部屋です。
白いクロスの壁と天井、床は板の仕上げです。
シンプルなすっきりした個室空間です。
床板には、岩手県産の唐松材を使用しています。

こちらはウォークインクローゼットとロフトの複合空間です。
天井の高さを利用して作ったロフト、その下にクローゼットが配置されています。
お子さんが小さい時には遊び場、大きくなった後は物置や書斎に使用できますね。

2階にもトイレを配置。
シンプルなトイレスペースを確保しています。

階段側からフリースペースを撮影。
天井は、屋根勾配に合わせて斜めに上っています。
広い空間と大きな家具がとってもいい雰囲気ですね。

2階から階段を見下ろすとこんな感じに見えます。
鉄骨フレームの階段に無垢の広葉樹の踏板を配置した階段です。
ニレの木の階段になります。
階段下には、ペレットストーブも見えていますね。

階段を見上げるとこんな感じ。
鉄骨フレームとニレの相性もいいですね。
岩手ならではの広葉樹と鉄という素材もいい相性です。
素材だけでなくデザインもいい階段空間です。

階段から見下ろしたLDKの全景です。
家具も配置されてとてもいい空間ですね。
素敵な住宅が出来上がりました！

オオツカヨウ建築設計様と進めてきた住宅プロジェクトが完成です！
今回は2階の内観を中心に完成写真を紹介してきました。
本物の素材を使い、職人たちがその技術をしっかりと生かし、高性能でデザインもしっかりとした家づくりとなりました。
次回は、外観とガレージの工事の様子をご紹介しようと思います。
続きをお楽しみに！