岩井沢工務所の仕事について
岩井沢工務所HP
新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
現場日記~住宅新築~ 現場日記~9坪ハウス~ 現場日記~リフォーム~ 現場日記~店舗~ 現場日記~マンション改修~ 現場日記~アパート~ 現場日記~蔵移築再生~ 現場日記~蔵改修~ 現場日記~古民家再生~ 現場日記~小屋~ 施工したお店 古民家移築先募集 古材 おしらせなど イベント案内 いろんな話 近所のお店 遊びなど 外構工事 モリブロ 以前の記事
2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 more... 検索
ブログパーツ
記事ランキング
|
2021年 05月 13日
盛岡市加賀野で進行中の住宅新築の現場です。
今回も地元岩手・盛岡の木材をふんだんに使い、大工の技術を生かした家づくり。 LDKにはオニグルミの大黒柱と赤松の大梁、唐松の登り梁を配置した大空間を作ります。 外壁も杉板張りで仕上げる特徴的な外観も見どころです。 そんな家づくりを順を追ってご紹介していきますね。 施工はいよいよ終盤に入り仕上げの工程へと進んで行きます。 足の外れた建物外観です。 全面に岩手県産の杉板を張って仕上げています。 天気の良い日には、杉板の凹凸もはっきり見えていい雰囲気。 杉板1枚1枚の表情もとっても良く仕上がりました。 クロス張りを終えたLDKです。 壁が白く仕上がり、勾配天井の木部がとてもきれいに見えるように仕上がりました。 床の養生を剥がして塗装の準備が進みます。 天井も高く、気持ちのいい空間がいよいよ見えてきました。 工事も終盤と言った感じです。 養生を剥がした床では、塗装作業が始まりました。 施工は、弊社の小林作業員が担当です。 ドイツ製の天然成分のオイルを使用してナラの床板に塗装を施していきます。 塗装したところが濡れた様に色濃く仕上がって行きます。 床全体の塗装が完了するとこんな仕上りです。 無垢のナラの床板がきれいに仕上りました。 色合いがマチマチなのは、ナラの木の白い部分と茶色い部分がある為です。 この後数年かけてナラの床は経年変化して色合いが濃く変化して行きます。 2階でも床の養生が剥がされて床板が見えるようになっています。 2階の床は、岩手県産の唐松を床に使っています。 唐松は、岩手を代表する針葉樹の一種。 足触りが良く、温かみのある仕上がりが特徴です。 寝室など個室の多い場所に使用する事が多いですね。 2階の唐松の床板も塗装が進みました。 唐松は、少し赤みのある仕上がりになりますね。 コチラは、蜜蝋成分の天然ワックスを使って仕上げて行きます。 針葉樹は広葉樹に比べて表面に小さな穴の多い木肌です。 蜜蝋成分がしっかりと繊維に染み込み保護してくれます。 階段も養生が剥がされて完成形が見えてきました。 階段の踏板には岩手県産の赤松材を使用しています。 赤松も岩手を代表する針葉樹の一種です。 この赤松は、名古屋城の復元工事の為に出荷された梁材の側から出た天板を使用しています。 赤松も針葉樹独特の足触りの良さが特徴的な樹種です。 そして節のほとんど無いきれいな木目の赤松を使って階段が仕上がりました。 玄関から見た階段です。 四角く空いた空間に赤松の階段がいい感じにありますね。 奥の壁面には、大きな絵を飾りたくなります。 脚の弱い奥様に配慮した勾配の緩い階段が出来上がってきました。 建具の設置作業も始まりました。 玄関正面の引違戸は、ガラス框戸という建具が設置されます。 腰上がガラス、腰下が杉板の仕上がりです。 建具も技術のしっかりした職人が製作を担当しています。 玄関からシューズクロークへの目隠し建具は、杉の格子戸です。 無垢の杉材を使って細かな格子を作り、建具に仕上げています。 吊戸になっており、とってもスムーズな開閉が使いやすいです。 こちらはトイレの入り口の片引き戸です。 シナフラッシュという仕上がりの建具。 上部には在室が分かるようにガラス部分があります。 この建具も引き戸になっており、出入りがしやすい作りに仕上げています。 将来の車いすの介護時も想定した建具計画です。 各個室の収納にも建具が設置されて行きます。 シナフラッシュの建具で観音開きの戸が設置されました。 シナフラッシュという建具もこのようにいろんな開き方に設置が可能です。 軽くて使いやすい建具を家中に配置して行きます。 LDKでは、照明器具の設置も始まりました。 登り梁構造の高い天井には、LEDスポットライトを多用しています。 部屋の配置に合わせて照明の向きも自在に変えられるスポットライトは、とても重宝する照明器具でもありますね。 大黒柱・棟木・登り梁の存在感に邪魔をしない小さな仕事人たちです。 トイレなどでは各種設備機器の設置作業も進みます。 便器もいろんな種類があり悩むところですね。 こうした住宅用設備機器も日進月歩で進化し続けて行きます。 便利な機器が多く暮らしやすい住宅には欠かせないですね。 こちらは洗濯機置き場の防水パン。 最近は、床の部分に水洗器具が設置されているタイプの防水パンが登場。 壁に水洗器具を設置する必要が無く、とっても便利な防水パンです。 長い廊下には、手すりを設置しました。 寝室からトイレまでの間、夜間に歩く場所にこうして手すりを設置します。 生活を想定した安心の設備もしっかりと施工して行きます。 進行中の住宅新築工事の現場「加賀野の住宅」。 今回も地元の木材を使い、地元の大工がその技術を生かして作り上げて行く家づくりとなります。 豪快な木の構造もあり、杉板を張った外観もいい雰囲気に仕上がって来ました。 地元の木を使った建物構造を組み上げる建て方作業が完了し出来上がった骨格に下地を作って住宅としての機能を加える工程が仕上がり、いよいよ建物の全景が見えてきました。 何もなかった敷地にコンクリートの基礎が出来上がり、その基礎の上に建物が建ち上がりだんだん家らしく変化してきた現場。 いよいよ工事も終盤に入ってきました。 そして施工を進めるのは技術のしっかりした地元の大工たちです。 そんな家づくりの様子を順を追って紹介していきます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-05-13 05:04
| 現場日記~住宅新築~
|
ファン申請 |
||