岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 05月 15日
盛岡市八幡町で進む築100年以上経つ古い町家の改修工事が進行中です。
長年貸家として第3者に賃貸していた建物。 借主の移転に伴い空き家になり、それを機に事務所として使う建物に改修して町家の建物を残そうという計画になりました。 建物が古く、どこまで町家の雰囲気を残せるのか不明な点もありますが、今回も地元の木材を使い大工の技術を生かして改修工事を進めて行きたいと思います。 建物内部の解体を中心に進めてきた作業も「造る」という段階からいよいよ工事終盤へと進んできました。 そんな現場の作業風景をご紹介していきます。 八幡の通り沿いに面する建物正面です。 吹抜け部分の開口部にはガラスも入り、完成形に近づいてきました。 このあと、格子建具と吹抜け部分への格子設置が残っています。 外観の最終形は、完成直前の仕上がりになります。 建物側面の下見板張りは、ほぼ完成。 日が当たるととてもいい表情を見せてくれます。 地元岩手県産材を使った大工の技術が分かる良い仕上がりです。 弊社の大工たちすごいですね~! 建物へ入ってすぐの事務スペースでは、吹抜け部分の下地作りが進みます。 古い構造を生かしつつ、真冬も暖房がしっかりと効くように断熱材を入れて行きます。 まだまだ下地の状態ですね。 天井下地が出来てきました。 古い梁材に合わせて新しい野縁という木で下地を組んで行きます。 新しい木と古い木の混在する風景。 結構好きですね。 下地が出来るとすぐにボードが張られました。 壁や天井の面が出来上がり、空間の広さが実感できる状況まで進んできました。 左上の開口部は、屋根裏空間への通路部分。 前は下駄が保管してあった部分ですね。 2階の休憩室では、床板張りの作業が始まりました。 床板は、岩手県産の唐松を使用しています。 足触りが柔らかく、温かみのある床に仕上がります。 無垢の床は、素足で上がるとその良さが実感できます。 通路部分でも床板張りの作業が進んで行きます。 長い廊下は、床板もつながって張る事になるので何枚モノ床板を連続して張る作業です。 出来上がってくると見事っという感じです。 長い廊下を張り終えるとそのまま事務室の床板張りへと続いていきます。 袰岩棟梁と丸山大工が施工を進めて行きます。 この唐松の床板は最終的にこげ茶色に塗装して仕上る予定です。 どんな表情に仕上がるのか今から楽しみです。 事務室の床張りもあと少しのところまで進んできました。 天井や壁の下地と同時に床の仕上げ作業が進んで行きます。 だんだん空間の広がりが実感できる状況になってきました。 この辺りから家具類の配置を最終的に判断です。 建物正面側の内装も下地がだいぶ進みました。 吹抜け上部の開口部周りも壁下地が出来ています。 昔の常居の空間に近い雰囲気ですね。 ここに事務所の受付などを計画しています。 建物奥の水回りスペースでは、間仕切りが出来ています。 今回の建物では、水回りと階段をいかに効率良く配置するかを悩みました。 登りやすい階段と使いやすいトイレを水回りの中心に配置するように計画が進んで行きます。 階段の材料も現場に入ってきました。 昔の階段は、とにかく狭く急でした。 今回は一般的な現代住宅の規格に合うよう間取りを計画しています。 使いやすい建物へと改修が進んで行きます。 建物周りでも仕上げの作業が進んでいます。 隣地との境界部分には砕石を敷いて足元を良くして行きます。 通路部分を歩きやすくするだけでとても雰囲気が良くなりました。 施工前はここはモノだらけ・・・。 整理して足元を良くして過ごしやすい環境を整えて行きます。 古い町家の改修工事が進行中です。 建物内部の一般ゴミの片付けから作業が始まった改修工事が、いよいよ仕上げの工程へと進んできました。 毎日、建物を壊して廃材を搬出するという工程を延々と繰り返してきましたが、「造る」工程が進み始め、仕上げの工程へと進んでいます。 街中の防火の基準が高い地域なので、使う素材や施工方法も工夫しています。 町家の雰囲気を残しつつ、求められる防火基準もクリアしながらの施工です。 古い町家の雰囲気を残した改修工事がいよいよ終盤戦へと突入です。 こうした町家の解体・改修にはベテラン大工の技術と経験が活きてきますね。 いつ建てられたか分からないほどの古い町家。 どんな風に改修されて行くのか、続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-05-15 05:01
| 現場日記~リフォーム~
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