岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 05月 26日
盛岡市八幡町で進む築100年以上経つ古い町家の改修工事が進行中です。
長年貸家として第3者に賃貸していた建物。 借主の移転に伴い空き家になり、それを機に事務所として使う建物に改修して町家の建物を残そうという計画になりました。 建物が古く、どこまで町家の雰囲気を残せるのか不明な点もありますが、今回も地元の木材を使い大工の技術を生かして改修工事を進めて行きたいと思います。 建物内部の解体を中心に進めてきた作業も「造る」という段階からいよいよ工事終盤へと進んできました。 そんな現場の作業風景をご紹介していきます。 外部の施工は建具を除きほぼ完了です。 白く見えるエアコン室外機は、先行して取付を完了。 この後、格子で隠す計画です。 いよいよ工事も終盤に突入です。 室内では階段の施工が始まりました。 まずは、階段の側板を壁に貼り付ける作業です。 ノコギリの刃のような形状の板が設置されます。 袰岩棟梁が階段の設置作業を進めています。 ギザギザの側板を壁の両側に設置して行きます。 少しずつ階段の雰囲気が出てきますね。 この側板の水平な部分に踏板が載り、階段が出来て行きます。 階段が出来上がるとこんな感じに仕上ります。 施工前の町家の階段は、45度以上の急勾配でした。 改修後の階段は上りやすい一般的な角度の階段に直しています。 改修前より使いやすい階段へと改修を進めます。 建物裏側の古い屋根が残る部分では、屋根の塗装作業も行いました。 古いトタン屋根に塗装を行い、耐久性を高めて行きます。 改修工事では、建物の長寿命化も大事な要素となりますね。 給湯室では、キッチンの設置作業も進みます。 まずは、レンジフードの設置作業です。 町家の建物では排気の径路、排気口の形状も制限されます。 隣接地との境界の状況に合わせて配置したレンジフードもいよいよ仕上げの工程です。 建物正面の入口すぐに配置している受付カウンター部分の施工が開始。 まずは、カウンターの骨組みの設置作業が始まりました。 L字型に下地が出来上がって行きます。 下地が出来上がったところで袰岩棟梁は、作業場で造作材の加工作業。 製作中の受付カウンターの壁面に張るセンの板材を加工しています。 建物正面の最も見える部分に配置する受付カウンターには広葉樹のセンの薄い板を張る事にしています。 仕上がりが楽しみです。 袰岩棟梁が加工を終えて現場に戻り、受付カウンターの施工を再開。 土間との框部分も下地を作り、仕上げの準備を進めて行きます。 カウンターの下地の上に笠木部分を設置して行きます。 栗の天板で作った笠木をL字に設置して行きます。 栗の天板の皮の部分も生かした形状の笠木がきれいに設置されて行きます。 続いて外部から見えるカウンターの壁面の仕上げの作業が進みます。 センの板を縦に張り、その上から杉の格子材を取り付けて行きます。 町家の雰囲気を生かした仕上げの作業が進んで行きます。 建物奥の書庫にする部分では、収納棚の設置が進みます。 室内の壁面を最大限生かした本棚となります。 事務所の書類をしっかりと保管できるように書庫を作ります。 古い町家の改修工事が進行中です。 建物内部の一般ゴミの片付けから作業が始まった改修工事が、いよいよ仕上げの工程へと進んできました。 毎日、建物を壊して廃材を搬出するという工程を延々と繰り返してきましたが、「造る」工程が進み始め、仕上げの工程へと進んでいます。 街中の防火の基準が高い地域なので、使う素材や施工方法も工夫しています。 町家の雰囲気を残しつつ、求められる防火基準もクリアしながらの施工です。 古い町家の雰囲気を残した改修工事がいよいよ終盤戦へと突入です。 こうした町家の解体・改修にはベテラン大工の技術と経験が活きてきますね。 いつ建てられたか分からないほどの古い町家。 どんな風に改修されて行くのか、続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-05-26 04:24
| 現場日記~リフォーム~
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