岩井沢工務所の仕事について
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2021年 06月 14日
盛岡市八幡町で進む築100年以上経つ古い町家の改修工事が進行中です。
長年貸家として第3者に賃貸していた建物。 借主の移転に伴い空き家になり、それを機に事務所として使う建物に改修して町家の建物を残そうという計画になりました。 建物が古く、どこまで町家の雰囲気を残せるのか不明な点もありますが、今回も地元の木材を使い大工の技術を生かして改修工事を進めて行きたいと思います。 建物内部の解体を中心に進めてきた作業も「造る」という段階からいよいよ工事終盤へと進んできました。 そんな現場の作業風景をご紹介していきます。 ![]() 細い杉材にカンナを掛ける作業ですね。 天井の設置する格子材の加工を進めています。 現場で進むクロス工事に合わせて造作部材の加工が進みます。 ![]() 杉の胴縁の中から節の無い部分を集めて使っています。 キレイな木目の杉の格子が出来上がって行きます。 ![]() こげ茶色に塗装して行きます。 塗料が乾燥すると設置作業へと進みます。 ![]() クロスを貼り終えた真っ白な天井に塗装した格子材を取り付けます。 一定の隙間を空けながら張る事で格子の雰囲気が良くなります。 ![]() 真っ白かった天井が一気に変わってい行きますね。 仕上がりが楽しみです。 ![]() 白かった天井がこげ茶色にどんどん置き換わって行きます。 この雰囲気は施工中にしか見れない景色です。 日ごと雰囲気が変って行く現場の施工ですね。 ![]() 高い位置の明かり取りの窓からの光が格子に陰影をつけてくれます。 格子の隙間を白くしているので、暗くなりすぎず町家の雰囲気も醸し出してくれます。 町家の建物を利用した事業所ならではの仕上がりかもしれませんね。 ![]() 赤松の天板を接ぎ合せる作業ですね。 事務用のテーブルと打ち合わせ用のテーブルの製作が始まりました。 2枚の天板を接ぎ合せて1枚の大きな天板を作ります。 ![]() 一番大きな打合せテーブルは、3枚の天板を接ぎ合せて作ってあります。 無垢の木を使った打合せテーブル、いいですね。 ![]() 天板表面が滑らかに仕上るようにヤスリを掛けてしっかりと平らに仕上げて行きます。 ![]() 面を取る作業ですね。 角を少しだけ丸く仕上げて、人が当たっても痛くないように仕上げて行く工程です。 ![]() コチラは反り止めの木になります。 天板が反らないようにこうした反り止めを取り付けると長い間テーブルが平らなままになります。 事務机などにはこうしたひと工夫が必要ですね。 ![]() 合計4台のテーブルが出来上がりました。 このまましばらくは放置して天板が反らないかをチェックする事になります。 ![]() 建具は現場のある八幡町の渡引建具店さんです。 工場に行くと木取りの最中でした。 いろんな建具の格子材を作っていました。 弊社の現場の格子も木取り中ですね。 ![]() 細い穴が並ぶのは、格子が入る部分ですね。 格子が片側のよっているのは、ペアガラスが入る部分を避けているからです。 昔ながらの雰囲気の格子戸ですが、現代の性能もしっかりと付与しての製作を進めて行きます。 ![]() とてもいい雰囲気ですね。 町家の建物はこの格子戸も家の顔となります。 細かな格子がきれいに建具に変化して行きます。 ![]() 同じ感覚でびっしりと並ぶ格子が整然としていいですね。 一つ一つの格子のホゾがしっかりと加工されているのも分かります。 手間を時間を掛けてしか作れない本物の木の格子戸が出来上がって行きます。 ![]() 全て無垢の杉材を使った格子戸です。 建具職人の手間と時間が掛かった本物の木の建具ですね。 技術がしっかりある職人しか作れない本物の建具が出来上がりました。 設置が楽しみになります。 古い町家の改修工事が進行中です。 建物内部の一般ゴミの片付けから作業が始まった改修工事が、いよいよ仕上げの工程へと進んできました。 毎日、建物を壊して廃材を搬出するという工程を延々と繰り返してきましたが、「造る」工程が進み始め、仕上げの工程へと進んでいます。 街中の防火の基準が高い地域なので、使う素材や施工方法も工夫しています。 町家の雰囲気を残しつつ、求められる防火基準もクリアしながらの施工です。 古い町家の雰囲気を残した改修工事がいよいよ終盤戦へと突入です。 こうした町家の解体・改修にはベテラン大工の技術と経験が活きてきますね。 そして今回は建具職人さんの仕事も紹介しました。 多くの本物の職人が関わって進む町家の改修工事。 いつ建てられたか分からないほどの古い町家。 どんな風に改修されて行くのか、続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-06-14 04:49
| 現場日記~リフォーム~
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