「上堂の家」工事も終盤です！

盛岡市上堂で進む住宅新築の現場「上堂の家」。
この住宅も設計は、「オオツカヨウ建築設計」さま、施工は弊社というタッグで進む現場になります。
コンパクトな建物ながら1階は回遊性のある面白い間取りの住宅になりそうです。
設計士が計画する高性能な住宅性能と弊社の大工たちの木工技術がマッチして進む家づくりが進んでいます。
もちろん使う木材は地元盛岡の山から伐採された木材たちです。
その木材たちを使った建物構造が現地で組み上がる「建て方」の工程が無事に終わり、大工の施工が進んできました。
そして工事もいよいよ終盤へと入り、現場では仕上げの作業が進んでいます。
そんな地元の木・地元の大工の技術・設計士の住宅計画が融合した家づくりの様子を紹介していきます。

LDKの大きな壁面に張っているSOLIDという素材。
施工も進み壁全体がいい雰囲気に。
焼成のムラを生かした新たな素材を使っています。
どんなLDKに仕上がるのか楽しみですね。

SOLIDの端部を仕上げる作業。
隙間にコーキング材を充填して壁の出隅部分を仕上げて行きます。
細かな仕上げの作業が進んで行きます。

SOLIDを張った壁面の建具枠は、グレーに塗装して行きます。
白い壁の建具枠は白、グレーの壁の建具枠はグレー色と仕上がりを分けて施工を進めて行きます。

造作家具の設置作業も進んでいます。
コチラはキッチン周りの施工です。
キッチン本体はまだ製作中。
先行して吊戸棚と埋込棚の施工が行われていますね。
家具が設置され始めると完成が近づいている感じがありますね。

LDKの壁面に設置した造作家具。
全長7ｍ以上連続している家具です。
コチラも設置作業が完了です。

家具の塗装作業も始まります。
家具の表面の面材を白く塗装して仕上げて行きます。
無垢材で作っている天板と棚板はクリアオイル仕上となります。

玄関の靴収納も設置が完了です。
大きな床から天井までの収納は、この段階で設置する必要がありますね。
大きな収納家具も順次設置が進みます。

設置が完了するとこちらの家具も塗装が始まります。
扉を外して白く塗装中です。
家具の設置と塗装作業が順次進んで行きます宇。

収納家具の扉の塗装の様子です。
シナベニヤで作った建具をこのように塗装して行きます。
シナベニヤのような表面の滑らかな面材は、白い塗料できれいに仕上ります。

こんな風な仕上がり。
キレイですね。
そして塗装は表裏両面行います。
見えない裏側も塗装するのは、建具の反りを防ぐためですね。

各所の建具も搬入されてきました。
あまり見る事の無い建具の底の部分。
最近は敷居レールの無い引き戸が多く、建具の底にはガイドを通すための溝が掘られています。
この後建具の設置作業が始まります。

2階ではクロスの下地となるパテ掛け作業が進んでいます。
吹抜けまわりもだいぶ作業が進んできました。
内装仕上げも順調に進んでいます。

吹抜けに足場が掛かり、足元が良くなると吹抜け周りのパテ掛け作業が行われて行きます。
作業の進行に合わせて吹抜け空間は何度も足場を掛けたり外したりを繰り返していきます。

2階のパテ掛け作業はほぼ完了です。
建具枠の塗装も完了し、いよいよクロス張りの作業が始まりますね。

クロス張りの作業が始まりました。
一部屋ごとに天井のクロスを貼り、その後壁のクロスが貼られて行きます。
天井と壁が一気に白く変化して行きます。

工事はいよいよ終盤戦へと入って行きました。
大工たちの室内の内装仕上げの工程が始まり、本物の素材を使った造作家具も準備が進んでいます。
弊社では、大工の棟梁が中心に木組みの構造を組み上げて、続く下地の作業、仕上げの工程も進めて行きます。
地元岩手の木をふんだんに使った仕上がりが少しずつ見えてきました！
大工の棟梁は木組みから断熱・気密施工、そして仕上げの作業まで何でも出来る多能工でもありますね。
そんな大工たちの仕事ぶりを紹介して行きます。
続きをお楽しみに！