岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 07月 17日
遠野にあるオーベルジュ「とおの屋 要」さんが手がけるどぶろく。
そのどぶろくを醸造する工場を新築する工事が進んでいます。 世界を見つつ、日々進化を続けるオーナーの作る本物のどぶろくを醸造するための施設を新たに作るプロジェクトです。 思えば「とおの屋 要」の工事を行っていたのは10年前の今頃、まさに東日本大震災直後の時期でした。 今回は震災からちょうど10年の節目、今度はコロナ禍の中でのプロジェクトスタート・・・。 何かの縁ですねと話すオーナーと目標をしっかり見据えての工事を進めて行きます! では、施工の様子を少しずつご紹介して行きいますね。 根曲り杉の梁材の刻みが進む弊社作業場の様子です。 堀口大工がノミで仕口を加工しているのが根曲り杉。 ちょうど仕口を作っている部分が根元の部分です。 ノコで切断作業中ですね。 微妙な形状の仕口を作る際には、電動の丸ノコではなく手ノコを使って作業が進みます。 現代の大工仕事から無くなりつつある手刻みで木の加工が進んで行きます。 ノミと木槌で仕口を作ります。 作業場には「コーン・コーン」と木槌を叩く音が響きます。 根曲り材の特性を生かした木の配置を棟梁が考え、大工たちが刻みを進めて行きます。 田村大工が刻むのは、根曲り杉が掛かる大きな梁材。 今回は唐松の集成梁を使用しています。 大きな梁の大きな仕口は大きな大工道具で加工が進みます。 突きノミという柄の長いノミで仕口が加工されて行きます。 こちらは杉の大黒柱です。 寸法は6寸角、長いホゾが特徴的です。 根曲り杉と唐松集成の大梁を支える構造的要素と建物のイメージを作る印象的要素を併せ持った構造材となります。 外壁の板と桟木も塗装まで終わり積み上げられています。 この後は、現場搬入の為の荷造りが進む予定です。 大工の刻みの作業と同時に現場での建て方作業の準備が進みます。 工事序盤は、現場での基礎工事と弊社作業場での大工の墨付・刻みの作業です。 現在は、作業場での大工たちの刻みの作業が本格的に進んでいます。 根曲り杉を使った建物構造もだいぶ刻みが進んでいます。 どんな建物が出来て行くのか今から楽しみです。 今回のどぶろく醸造所は、「とおの屋 要」さんの食の仕事をイメージして計画しました。 醸造所の室内を見上げると変わった形状の構造材が見えるような建物構造ですね。 昔の造り酒屋のような建物を考えています。 もちろん地元岩手の木材をたくさん使い、大工の技術を生かした建物になります。 いつもすべて任せてくれるオーナーの心意気を感じつつ、出来るだけ本物の素材を使った醸造所を作って行こうと思っています。 さあ、工事が進んで行きます! 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-07-17 04:14
| 現場日記~店舗~
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