岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 07月 21日
盛岡市上堂で進んできた住宅新築の現場「上堂の家」。
この住宅も設計は、「オオツカヨウ建築設計」さま、施工は弊社というタッグで進めてきた現場になります。 コンパクトな建物ながら1階は回遊性のある面白い間取りの住宅です。 設計士が計画する高性能な住宅性能と弊社の大工たちの木工技術がマッチした楽しい家づくりがいよいよ完成です。 構造材から造作材まで使う木材は地元盛岡の山から伐採された木材たちです。 そんな地元の木・地元の大工の技術・設計士の住宅計画が融合した家づくりが完成! この建築の特徴的な箇所をご紹介して行きます。 南面に面する大きなLDKには、吹抜けがあります。 吹抜け上部からLDKを見下ろすとこんな感じです。 プライベートを保ちつつ大きな開放感を演出している吹抜け空間がこの建物の一番の特徴でもありますね。 1階LDKから見上げるとこんな感じです。 真っ白な天井と壁も相まって、ブラインドを開けるととっても明るい生活空間を確保できますね。 夜にはデザイナーの家具と照明たちが素敵に空間を演出してくれますね。 LDKから2階への階段は、こんな仕上がりです。 壁も白、蹴込板も白く仕上げて、踏板がとっても印象的な仕上がりです。 踏板には、岩手県産のセンの木を使いました。 岩手に多く自生する広葉樹のセン、木目もきれいでいい仕上がりです! 階段を上って行くと吹抜け空間が見えてきます。 開放感を出すために手すりは、簡素な作りです。 鋼材のフラットバーを溶接して製作した手すりも白く塗装してなるべく壁や天井と一体化する作りになっています。 この吹抜けのホールには、冬場は洗濯を掛ける事も可能です。 盛岡の冬の一番の悩みはやはり選択の干場ですね。 多機能な広い空間も大事な要素になります。 この吹抜けに面するホール、床板には唐松を使っています。 少し赤みのある唐松の床板、シンプルな空間を形成する際にはとってもいい働きをしてくれます。 足触りが良く、冬場は温かみのある床板です。 寝室など個室などによく使用する素材ですね。 個室も素敵な仕上がりです。 照明はあえて天井には設置せず、壁面に配置していますね。 就寝時に目に直接照明が当たらない設計です。 ゆっくりくつろぐ寝室もいい仕上がりですね。 ウォークインクローゼット内には、大工が造作した収納棚が配置されています。 洋服を掛ける為のハンガーパイプとモノを格納する自在棚をしっかりと作り込んでいます。 おおよそ3畳ほどのスペースですが、かなりのモノを収納できますね。 キッチンもご紹介。 今回のキッチンは、ステンレス天板はメーカー製のモノを採用。 天板下の収納部は家具屋さんが製作したオーダーメイドのキッチンです。 家具として作られた素敵なキッチンですね。 壁面のタイルもとてもいい仕上がりです。 キッチンスペースは背面側の収納も含んで、そのままダイニングへと続きます。 回遊性のある間取りを利用してキッチン部分は廊下のように配置されています。 家族みんなで家事も行えるそんなキッチンの配置ですね。 キッチンの背面収納は、大工と家具職人が協力して仕上げた長~いカウンターがそのままダイニングスペースまで続く作りですね。 家電を置くスペース、モノを収納する家具、エアコンの設置場所などいろんな要素を盛り込んだ大きな造作家具です。 インテリアの一部としても機能して、この大きなLDK空間を形成しています。 長~いカウンター材は、階段と同じセンを使っています。 こんな長いセンの天板は持っていなかったので、2.1mの長さの天板を接ぎ合せてカウンターを作っています。 仕上がったカウンターはいい艶を放ち、いい雰囲気に仕上がりました! LDKの空間を開放的に使うための外部の仕掛けもご紹介。 LDKに配置している大開口の窓を囲うように木製塀が配置されています。 よ~く見ると細い格子の部分と板で完全に目隠しの部分がありますね。 庭の内側から見るとこんな作りです。 塀の両袖部分が、細い格子を使った仕上げ、LDKから見える正面部分が板で完全に目隠しになっています。 プライベートな空間を形成しつつ、風の抜けも考慮した塀がこのLDKの心地よさを演出しています。 塀の角の位置には植栽も配置されています。 やはり樹木の緑はいいですね。 株立の広葉樹は、とても気持ちのいい庭の大事な要素です。 この後、グランドカバーなど少しずつ庭造りが進んで行きます。 LDKからはこんな感じに見える庭。 木製塀と植栽がきれいに見えますね。 プライベートをしっかりと確保しつつ、気持ちのいい眺めを確保したLDKが一番の特徴ですね。 完成写真はいったん終了です。 カメラマンさんの写真が届いたらまたご紹介しますね。 設計士が計画する高性能な住宅性能と弊社の大工たちの木工技術がマッチして進む家づくりが完成。 地元盛岡の山から伐採された木材たちが技術のしっかりした大工によって加工され建物を支える構造となっています。 そして建物の仕上げの人が手を触る部分にも多くの無垢の木が使われています。 そこには大工や各職人たちの技術がしっかりと生かされています。 本物の素材と本物の技術が生きている家づくりが完成です! お施主様には完成までお待たせしました。 いい仕事をご依頼いただき、ありがとうございました!
by iwaizawa
| 2021-07-21 05:21
| 現場日記~住宅新築~
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