岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 10月 31日
盛岡市中心部の本町通り、弊社もこの古い町で大工を営んでいます。
江戸時代からの古い町で間口狭く奥行の長い敷地が多く存在しています。 今回の改修工事もそんな古くからの街にある建物。 盛岡市内にもだいぶ減ってきた町家の改修工事となります。 現代の生活には合わなくなり、解体しての建替えも検討したのですが、お施主様の先祖から受け継いだ建物を残したいとの思いもあり、改修工事を行う事になりました。 昔の町家のいい部分は残し、現代に生活に合わない箇所は思い切って改修する計画を立てました。 そんな町家の改修工事スタートです! 改修前の外観です。 昔からの町家らしい外観が残っていますね。 通りに面した昔はお店だった部分の立つ木戸もいい雰囲気です。 外壁は下見板張りの仕上げです。 建物の真ん中の位置する常居は、屋根まで達する吹抜けの構造です。 この作りが昔の町家の特徴ですね。 見えている梁材は、赤松ですね。 古い構造材がとってもきれいな常居の吹抜けです。 常居には、鏡戸の付いた収納と神棚があるのも町家の特徴。 改修工事の際には、いったん移動してから改修工事に取りかかります。 この雰囲気をそのままに改修工事を計画します。 外壁の下見板の様子。 風雨にさらされてだいぶ劣化は見られます。 今回の改修では、ほとんどの板を剥がして板を張り直す計画です。 見えている換気扇も交換して設備改修に合わせた施工を行います。 室内の廊下の床板です。 長い年月人が歩いてピカピカに光る床板。 多分センの木の板と思われます。 年月が経つ事でしか出せない独特の風合いがいいですね。 最も改修が必要な台所スペース。 何度も改修を重ねて、この状態になっていたようです。 今回の改修では、部屋全体を解体し、大きく改修作業を行います。 空間を広げる事は出来ませんが、配置を工夫して使いやすいダイニングキッチンを目指します! お施主様にはいったん引越していただき、室内のモノが無くなった建物。 続き間はこの通り、奥まで一望できるようになりました。 いよいよここから施工開始です。 まず取りかかるのは2階の寝室の改修工事。 引越てモノの無くなった部屋はガラんとしていますね。 この部屋も何これまで何度も改修して、建築当初の状態はほぼ分かりませんでした。 収納の戸を外して畳を搬出しました。 床からは古い床が見え、改修工事の跡も見えて来ました。 この段階ではまだ建物の内部の様子が分かりません。 もう少し解体作業を続けることに。 天井を落とすとこの状態に。 ここまで壊すと町家らしい建物の構造も見えて来ます。 この天井裏の梁などの構造を生かした改修を計画して行きます。 今回の改修工事は、こうして施工を進めながら計画を微調整して行きます。 お施主様にもこの状態を確認いただき施工内容を決定です。 立花大工が高さを計測中。 天井の高さ、見えている赤松の曲り梁の高さなどを計測し、この空間をどんな風に活用するのかを決めます。 お施主様と私と大工とで相談しながら決めて行く改修工事がいよいよ始まります。 盛岡市本町通りで始まった町家の改修工事。 まずは、お施主様の引っ越しと一部の解体作業が始まりました。 古い建物は、現状把握が非常に難しいので、おおよその計画を立て、実際に現地を解体し計測、その後打ち合わせして施工内容を確定して行きます。 古い町家のいいところはそのままに、現代の生活とはかけ離れた部分は思い切った改修工事を進めて行きます。 そんな町家の改修工事スタートです!
by iwaizawa
| 2021-10-31 07:18
| 現場日記~リフォーム~
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