岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 11月 02日
遠野にあるオーベルジュ「とおの屋 要」さんが手がけるどぶろく。
そのどぶろくを醸造する工場を新築する工事が進んでいます。 世界を見つつ、日々進化を続けるオーナーの作る、本物のどぶろくを醸造するための施設を新たに建築するプロジェクトです。 思えば「とおの屋 要」さんの工事を行っていたのは10年前の今頃、まさに東日本大震災直後の時期でした。 今回は震災からちょうど10年の節目、今度はコロナ禍の中でのプロジェクトスタート・・・。 何かの縁ですねと話すオーナーと目標をしっかり見据えての工事です。 いよいよ醸造所本体と冷凍庫棟が完成しました。 続いて、建物周辺の庇の設置工事と木製塀の再建へと工程が進んで行きます。 そんな現場の様子を紹介していきます。 敷地と道路の境界にある柵と冷凍庫棟の周りに庇を設置する作業が進む現場です。 道路境界の柵が出来上がり、庇も構造部分が立ち上がってきました。 日々刻々と現場は変化して行きますね。 庇の構造の上で作業する藤澤棟梁。 ほぼ一人でこの大きな庇を作って行きます。 材料を立て掛け、その材料を一人で持ち上げての作業になります。 垂木が掛かり始めました。 屋根形状が見えてくると一安心です。 徐々に庇の全景が見えて来ます。 秋の澄んだ青空の元、垂木掛けの作業が進む庇の上。 機能的にも使いやすく、見た目のいい雰囲気の大きな庇がいよいよ見えて来ました。 この日はあいにくの雨模様。 庇の設置が進んだ向かって右の低い屋根は、雨も当たってませんね。 屋根材は、ポリカーボネイト製の波板を使用しています。 日光を通す素材を使い、庇の下が明るくなるように計画しています。 垂木掛けが進み、垂木と直交方向に広小舞も設置されました。 横方向の広小舞に波板を打ち付ける構造になります。 こうした屋根構造にも地元岩手県産の木材が使用されています。 醸造所本体の出入り口でも小さな庇と風除けを作ります。 まずは、柱を設置するための束石を埋める作業ですね。 建物からの離れを一定になるように定規を作って石を埋めて行きます。 こんな風に庇が設置されました。 建物の外観にもしっかりと合うように作りました。 雨除けの庇となり、モノを持っての出入りを助けてくれます。 醸造所の東側の入り口には、庇と風除けの壁も設置して行きます。 遠野駅側から風が吹き込む場所で、建物の出入りに際しかなり大変な事があるので、コチラの入口には壁も設置です。 壁を設置するための下地も準備されて行きます。 風除け付きの庇が出来上がりました。 台風などの強風時に出入りしやすくなります。 壁も屋根と同様のポリカーボネイト製の波板で仕上げています。 冷凍庫棟周りの大きな庇も屋根材が付いたようです。 これで庇の設置も完了ですね。 大きな庇は「掛下」とも呼びますね。 資材や農作業機械を置くための雨除けとなります。 冷凍庫棟の入口を完全に囲い、右側には農作業機械が格納される予定です。 農作業を並行して行う「とおの屋 要」さんでは、季節ごとに収穫物や農作業機器類が集まるのでこうした「掛下」部分が活躍しますね。 冷凍庫棟周りの庇の設置作業が完了です。 建物本体と同じように地元岩手県産木材を使い、大工の技術を生かした仕事でした。 もちろん、建物との雰囲気も合うように計画しています。 これで醸造所の施工がほぼ完了です。 このどぶろく醸造所は、「とおの屋 要」さんの食の仕事をイメージして計画しました。 独特の建物構造を生かした醸造所の仕上げと木で構成する外観がいい雰囲気を作りだしました。 そして、その建物の周りには大きな庇も設置が完了です。 醸造に使う資材を置いたり、農作業の機器類を置いたりと多目的に使う事の出来る大きな庇が出来上がりました。 これで、醸造所の新築工事が完了となります。 この後は、この秋に採れた米を使った醸造が始まって行きます。 そして弊社では次の仕事の準備に取り掛かります。 醸造所内にお酒を絞るための設備を設置する計画です。 現代の酒造りではほとんど見る事の無くなった手作業での酒の搾りを行う為の設備を木で作る計画です。 オーナーの頭の中で描いていた次のプロジェクト、ここから弊社の大工と一緒に現実に仕上げて行く予定です。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-11-02 05:24
| 現場日記~店舗~
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