「東緑が丘の家」 完成しました！ 続き

盛岡市東緑が丘で進行中の住宅新築工事の現場が完成しました！
古い建物が建つ土地を購入し、古屋を解体してから新たな建物を建てるという工程で新築工事が行われてきました。
使う素材はもちろん岩手県産・盛岡市産の木材たち、地元の木をふんだんに使い、経験豊富な大工の技術を生かした家づくりです。
お施主様とじっくりと打ち合わせし、弊社との共同作業で作り上げてきた家づくりがいよいよ完成しました。
前回に引き続き、その住宅の完成写真をご紹介して行きます。

完成した住宅の外観です。
外壁は主に金属サイディング、一部に杉板張りの仕上がりです。
外構工事の木製塀も仕上がりいい感じです。

LDKです。
奥の壁面は全面棚として作りました。
一部にテレビを配置し、窓も設置しています。
インテリアの一部としても機能する壁面ですね。

システムキッチンは、クリナップ製です。
収納力抜群のキッチンを配置し、対面型のキッチンの配置としています。
吊戸棚は無い仕上げで開放感があるキッチンスペースです。

システムキッチンの背面側には、大工が作った収納が配置されています。
カウンター天板には栗、中間の棚には山桜を使用しました。
どちらも岩手県産の広葉樹ですね。
地元の木を手の触れる部分に採用しています。
年月が経過して経年変化も楽しめる部分です。

洗面所もオリジナルな作りとなっています。
ホーロー製の流しを取り付け、周りに収納を配置しています。
洗面所の暖房は温水のパネルヒーターです。
タオルを掛けておくと乾燥するタオルウォーマータイプの暖房です。
洗面所にはタオルなどを置く棚も充実しています。
洗面所の使いやすさを重視した間取りでもあります。

トイレは少しだけ狭い階段下の空間を利用しました。
最新の便器はとてもコンパクトなので、空間の狭さもほとんど感じないトイレ空間に仕上がりました。

こちらは階段です。
2階に上がる階段も段板には栗材を使っています。
無垢の栗を使った階段は、栗材の豊富な岩手ならではの作りだと思います。

階段を上った2階のフリースペース。
ここには子供たちが勉強に使えるカウンターも配置されています。
ここの天板も栗材を使っています。
たくさん使って触っていい感じに馴染んで欲しい部分です。
10年後、とてもいい飴色に変化していると思います。

フリースペースの一角には狭いスペースに棚がぎっしり配置された空間があります。
ここは本棚がぎっしりと配置、小さな椅子を置くと読書スペースになる計画です。
沢山の本をお持ちのお施主様の要望で計画したスペースですね。

その読書スペースからベランダ入口までの天井には、雲梯の金具が設置されています。
雲梯として遊んだり鍛える事もでき、冬場には物干しとしても利用できる場所に配置しています。
盛岡の冬には欠かせない、室内の洗濯干し場の確保も大事な要素として計画しています。

ここは、クローゼット兼書斎のスペースですね。
屋根形状を利用して天井を斜めに高くして、壁面には棚がぎっしりと配置されています。
狭いけど高さのある空間を有効に使って多目的に使えるスペースです。

地元の木材をたくさん使い、大工の技術を生かした家づくりが完成しました。
建物内部は、足や手の触れる場所には、岩手県産の木材たちがいっぱい使われていましたね。
建物の構造にもこうした地元岩手・盛岡の木材がふんだんに使われています。
木をいっぱい使った住宅は、完成直後ももちろん良く仕上りますが、10年20年後も素敵です。
本物の木は経年変化と共に味わいが深まります。
色も変化し、木の表面もツルツルにツヤが出てきます。
そんな長い年月愛着がわくような建物が完成しました。
大工たちもとっても楽しそうに仕事が出来ました！
ご依頼いただいたお施主様には感謝しかありませんね。
ありがとうございました！