岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 11月 17日
盛岡市中心部の本町通り、弊社もこの古い町で大工を営んでいます。
江戸時代からの古い町で間口狭く奥行の長い敷地が多く存在しています。 今回の改修工事もそんな古くからの街にある建物。 盛岡市内にもだいぶ減ってきた町家の改修工事となります。 現代の生活には合わなくなり、解体しての建替えも検討したのですが、お施主様の先祖から受け継いだ建物を残したいとの思いもあり、改修工事を行う事になりました。 昔の町家のいい部分は残し、現代に生活に合わない箇所は思い切って改修する計画を立てました。 そんな町家の改修工事が進んでいます。 室内の改修作業が進むのは、道路に面した2階部分。 寝室の天井を撤去してロフト部分を作りながら内装を改修しています。 赤松材で作った新しい骨組みも出来上がり、ここから下地の改修作業が進んで行きます。 新たに作るクローゼットスペースの間仕切りとなる柱を立てています。 鈴木大工が施工を担当。 赤松の梁材に杉の柱を取り付けています。 こうした見えている木材はすべて地元の木を使っています。 続いて床張りの作業が進みます。 使用しているのは唐松の床板ですね。 この唐松も地元岩手県産の木を使っています。 地元の木を使い、大工の技術を生かして改修工事が進んで行きます。 壁の下地も出来てきました。 ここは、元々窓のあった部分ですね。 今回の改修で壁になります。 ここの窓が無くなった分、別の場所に窓を増設する計画です。 鈴木大工は窓の改修作業に取り掛かります。 既存のアルミサッシを取り外して、下地を作り直します。 新しい高断熱樹脂サッシの大きさに合わせて開口部の大きさを調整して行きます。 設置が完了した樹脂サッシですね。 断熱性能が飛躍的に向上し、冬場の暖房も効率的になります。 窓を改修するのが、建物の断熱性能を向上させる一番の箇所になります。 サッシも新しくなり壁の下地も進みます。 窓のあった場所も下地が出来上がり、ふさがれました。 少しずつ新しい間取りに変化して行きます。 新しく設置した窓の周りの壁の下地も出来上がって行きます。 ここは元々引違窓の場所ですが、上げ下げ窓とFIX窓を並べてその間に間仕切壁が出来る計画です。 新しい間取りに合わせて窓の形状も少しずつ変化して行きます。 引違窓の部分もサッシが交換されて壁の下地が新しく作られて行きます。 ほぼ同じ大きさの樹脂サッシに交換された道路面の窓、断熱性能は格段に向上しています。 壁下地の石膏ボード張りが進み始めました。 木の下地の状態から石膏ボードが張られると一気に部屋らしく変化して行きます。 ここまで進むと改修後の部屋の雰囲気も見えて来ますね。 鈴木大工はロフト部分の壁の下地作業も開始しました。 元々は屋根裏だったスペースですね。 古い太鼓梁や束が見えていますね。 今回は、このスペースを子供の遊び場として活用する計画です。 建物外周には、足場が掛かりました。 この後の屋根の改修や壁の改修に向けて調査も進めて行きます。 屋根瓦の様子ですね。 新築時からある古い瓦もたくさんあります。 だいぶ劣化も進んでいますね。 今回の改修に合わせて瓦も全部葺き替える計画です。 外壁の下見板張りも足場から調査します。 この面の下見板は新築時からのモノです。 板も所々剥がれている部分がありますね。 100年近く建物を守ってきた板材たち、すごいですね。 今回は、剥がして新しい板へと交換してきます。 ギザギザの板が搬入されてきました。 コチラはロフトの階段材ですね。 この後のロフトの下地作業が終わると階段設置へと工程が進みます。 工程に合わせてこうした造作材も順次準備が進みます。 階段の設置作業が始まりました。 まずは、階段の側板部分が設置されます。 ノコギリのような形状の側板は、斜めに設置されると水平面が出来て行きます。 その水平な面に踏板が載る事で階段になります。 踏板の設置も始まりました。 水平面に踏板が載ると階段が出来上がって行きます。 ロフトに上がる階段も一般的な階段と同様に仕上げ、上りやすい勾配に仕上げています。 子ども安全に上がる事の出来る仕上げで施工が進みます。 盛岡市本町通りで進む町家の改修工事。 古い建物は、現状把握が非常に難しいので、おおよその計画を立て、実際に現地を解体し計測、その後打ち合わせして施工内容を確定して行きます。 古い町家のいいところはそのままに、現代の生活とはかけ離れた部分は思い切った改修工事を進めて行きます。 そんな現場での選択の多い改修工事には、経験豊富な大工の存在が欠かせませんね。 いろんな現場を経験してきた大工の勘と古い建物構造を改修する技術があっての仕事になります。 そんな町家の改修工事が進んで行きます。
by iwaizawa
| 2021-11-17 05:07
| 現場日記~リフォーム~
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