岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 11月 26日
花巻市で進む古民家の大規模な改修工事の現場。
築年数は正確には分からないほど古く、何度か大規模な改修をしながら住み続けてきた古民家。 今回は、その建物の構造をなるべく生かしつつ住みやすい現代の住宅へと改修する工事を行います。 建物の当初あった茅葺はすでに無く、古いトタン屋根も今回の改修に合わせて架け替える計画。 どんな改修工事になるのか楽しみな現場です。 現場では、室内の下地を作りから仕上げの工程へと作業が進行中です。 それでは現場の様子を紹介していきます。 建物外周では、外壁張りの準備が進んでいます。 防水透湿シートが張られて、外壁を固定するための下地の設置が進みます。 窓も設置されて外部はほぼ完成形となりました。 ここから外壁張りの施工へと進みます。 水回りの改修に伴う水道工事も進んでいます。 給水管と排水管の敷設作業も進んでいます。 一度地面を掘削してから水道管を新たに設置する作業です。 室内では、高い場所での補修作業が進んでいました。 LDKの天井は、古い古民家の構造をそのまま生かした仕上がり。 昔改修した際に削ったりした梁材の傷を補修しています。 こうした細かな作業は、大工の経験と技術が生きてきます。 室内は、断熱材の施工と壁の下地のボード張りが進んで行きます。 徐々に間仕切りが見えて来て、室内でも新しい間取りが見えてきます。 LDKの壁下地が進みました。 ここは、キッチンが設置される場所です。 まだまだキッチンには見えませんが、この段階でキッチンの寸法を計測し、設備機器の配置を調整し始めます。 どんなキッチンになるのかも楽しみなところです。 上を見上げると天井の下地が出来上がっています。 古民家の茅葺屋根の屋根裏空間を支えていた梁材が見えています。 昭和に入ってからの改修で見えなくなっていた古民家の構造を再び見えるように改修して行きます。 トラックで運ばれてきたのは、床板です。 コチラは寝室などに使用する唐松の床板。 岩手県産の唐松で作った無垢の床板が敷かれて行きます。 LDKで床板張りの作業が始まりました。 LDKの床板は栗です。 コチラも岩手県産の栗材を使った無垢の床板です。 部屋の端の方から板を張り進めて行きます。 こちらの部屋は、寝室ですね。 先ほどトラックで搬入してきた唐松の床板を敷いています。 唐松は針葉樹なので、少し柔らかい反面、足触りが良く温かみを感じる事が出来る床板です。 寝室には適した素材ですね。 床板張りが始まると造作材の加工作業も始まります。 弊社作業場では、各所の框材や枠材の加工作業が進みます。 この木は、構造改修で外した和室続き間に使われていたケヤキの梁材です。 バンドソーという帯鋸で梁を挽き割っています。 こちらは、床柱などに使われていたエンジュや栗、ケヤキなどの素材です。 捨てずにとっておき、こうした造作材へと加工して再利用して行きます。 本物の素材はこうして何度も繰り返し使用する事が出来ますね。 加工途中の枠材です。 先ほどのケヤキの梁材から作っています。 木目もきれいでまるで新しい木材のようですね。 伐採されて、家に使われてから50年以上のケヤキ材です。 そうは見えませんね。 木というのは不思議な素材です。 加工しているのは袰岩棟梁。 木取りした框材を寸法に合わせて挽き割る作業中。 こうして本物の素材は何度も手を加えられて再利用されて行きます。 本物の素材と大工の技術が生きる改修工事が進みます。 完成した玄関巾木です。 ケヤキの木目が素晴らしい! 現場での仕上げの工程で使っていきます。 どんな改修工事が出来上がるのか今から楽しみです。 古民家の改修工事、壊す作業から作る作業へと工程が進んでいる現場です。 屋根の掛け替えと床下地も出来上がり、各所で構造部分の改修の施工が進んでいます。 こうした改修工事には、経験豊富な大工たちの存在が大事ですね。 棟梁を中心に大工たちがいい顔で仕事を進めています。 そして使う素材はもちろん地元岩手の木材たちです。 昔の大工の技を見つつ、現代の住みやすい住居への改修工事、大工たちもやりがいがありますね。 そんな古民家の改修工事が進む現場の様子を紹介しました。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-11-26 05:27
| 現場日記~古民家再生~
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