岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 12月 10日
盛岡市津志田で進む住宅新築プロジェクト「津志田の小さな家」。
コンパクトな敷地に建物と駐車スペース、小さな庭をギュッと詰め込んだ計画。 小さいながらいろんな要素をしっかりと入れ込んだ楽しいお家の新築工事が始まりました。 もちろん使う素材は、岩手県産・盛岡市産の木材たち、木を使う職人は腕のいい大工たちです。 本物の素材と職人が作り出す、コンパクトな家づくりをお伝えしていきます。 現場では、構造材を組み上げる建て方作業が終了し、無事に建物が立ち上がりました。 続けて各所で下地作りの作業が進んで行きます。 建て方作業が終わった現場です。 建物外周をブルーシートで覆った状態で作業が進みます。 サッシの設置と付加断熱を施工するまではこのままの状態で現場は進みます。 足場から見た建物の外側。 ここは、ベランダを作る部分です。 建物本体と足場の間にある空間にベランダが出来上がります。 全て木製でベランダが出来上がって行きます。 ここは、外観上も重要な部分です。 ベランダ部分の柱はこのようにジョイントしてあります。 ヒノキの4m材を中間でジョイントして長い柱としています。 接合部は強度が最も高い金輪継ぎという接合方法。 大工の技術を生かしつつ、持っている素材を最大限生かして建物の構造を作って行きます。 室内では、断熱材を入れる作業です。 躯体の構造にグラスウールの断熱材を充填しています。 高性能のグラスウール断熱材105mmが建物外周の壁に設置されます。 断熱材を入れつつ、薄い緑色のビニールシートを張って行きます。 このシートは気密シート、室内側の湿気を帯びた空気を壁内に入れないように設置されています。 さらにその上に石膏ボードが張られました。 このボードは、建物を火災から守るための防火構造のボードになります。 2階LDKのロフト部分も断熱施工と気密シートの施工が進みました。 何となく屋根勾配なりの室内の仕上がりの雰囲気が出てきました。 よく見ると屋根面には、こんな部材が取り付けられています。 この段ボールのような部材は、通気を確保するための部材となります。 この屋根面には下から断熱材を吹き込む計画、その断熱材が屋根との隙間を無くすと通気が確保できなくなるので、その通気を確保する部材を設置しながら下地を作ります。 天井の斜めの下地も出来上がって来ました。 ここまでくると屋根勾配なりの天井が見えて来て、ロフトを含めた室内の雰囲気がつかめるようになりました。 ロフトを支えている梁、天井の下地の野縁、壁の下地の間柱や胴縁、すべて地元岩手・盛岡で伐採された木材ばかりです。 建物構造から下地材まで地域材で構成される家づくりが進んで行きます。 大工の下地が進むと水道の配管も行われます。 ここは、2階へと水道配管を運ぶためのパイプスペースですね。 所せましと水道管が集まり、2階のキッチンへと配管が立ち上がって行きます。 赤い管はお湯、青い管は水、黒い管は排水管となります。 2階に水回りがある住宅には、この配管スペースも重要な要素となります。 1階の天井・2階の床下空間で水道管が敷設されます。 水道管の接合部などで将来漏水が起きないように樹脂製の水道管を使って配管を行います。 耐久性も高く、施工性も高い現代の水道配管の方法で水・お湯の供給を行います。 建物外周では、ブルーシートを一部剥がして、付加断熱の下地も始まりました。 建物構造の外側に張ってある構造用面材、その外側に付加断熱の桟木を取り付けて行きます。 桟木の厚さ分、桟木間の巾で付加断熱が入る事になります。 小瀬川棟梁は、作業場で造作材の加工に着手。 図面を元にまずは型紙作りを始めています。 階段の段板を作る際に先に薄いベニヤ板で型を作り、その型に合わせて無垢材で段板を加工して行きます。 階段材の木取りが進みました。 階段材は岩手県産の栗の木を使用しています。 長方形の厚い板と三角形の板が見えています。 無垢の広葉樹の階段は、広葉樹の産地岩手だからできる贅沢な仕上がりです。 三角の栗材を接ぎ合せる作業です。 階段の周り部分を構成する段板ですね。 3枚の栗の天板をくっつけて大きな三角形の段板が出来て行きます。 ノコの刃のようなギザギザのモノは、階段の側板になります。 斜めに設置してその上に段板が載るという仕上がりです。 階段の段板と側板の加工が進み、この後頃合いを見計らって現場へと運ばれます。 地元の木を使い、大工の技術を生かした住宅新築プロジェクトが進行中です! 現場では建て方作業が終わり、大工たちは建物の下地作りの作業を進めて行きます。 しばらくは、地味な作業が続きますが、建物の性能に関わる大事な施工が盛りだくさんです。 現代のデジタルな仕事とは全然違う、感覚を大事にするアナログな要素が多い大工仕事が進みます。 木には1本1本微妙に個性があります。 その個性を感覚で掴み、大きな家づくりに使用するので、やはり大工の勘とか感覚は大事な気がします。 大工仕事は、やはり大工の人間力が大事だと思います。 技術をしっかりと記憶し多くの経験を積んだ大工が仕事をすることでいい家づくりが出来ると思います。 本物の素材、その素材を使う本物の職人が作る家づくりが進んでいます。 施工の様子を少しずつ紹介していきます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-12-10 04:50
| 現場日記~住宅新築~
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