岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2021年 12月 23日
盛岡市津志田で進む住宅新築プロジェクト「津志田の小さな家」。
コンパクトな敷地に建物と駐車スペース、小さな庭をギュッと詰め込んだ計画。 小さいながらいろんな要素をしっかりと入れ込んだ楽しいお家の新築工事が始まりました。 もちろん使う素材は、岩手県産・盛岡市産の木材たち、木を使う職人は腕のいい大工たちです。 本物の素材と職人が作り出す、コンパクトな家づくりをお伝えしていきます。 現場では、構造材を組み上げる建て方作業が終了し、無事に建物が立ち上がりました。 続けて各所で下地作りの作業が進んで行きます。 現場で始まった階段の設置作業。 小瀬川棟梁が施工を担当です。 岩手県産の栗の板を接ぎ合せて作った周り階段にヤスリを掛けて仕上げていますね。 階段の下地となるササラ桁を設置です。 ノコギリの刃のような形状のササラ桁を壁の両側に取り付けて水平の面に段板が載る構造です。 段板が載り始めました。 いよいよ階段の姿が見えてきました。 足を載せる踏板部分はすべて無垢の栗材を使用しています。 広葉樹で作る階段は、産地岩手県ならではの贅沢な仕上げです。 段板の設置が進むと階段がいよいよ出来上がって来ました。 2階から見下ろすと階段全体の形状が見えてきます。 周り階段の形状で設置が進む階段です。 ちょうど階段の断面部分が見える状態でした。 足を載せる段板が栗材、その下の垂直な足のぶつかる蹴込板がシナベニヤ、ササラ桁が赤松集成材という構成で階段が形成されています。 蹴込板を最終的に白く塗装して栗の板がきれいに見えるように仕上げて行きます。 階段設置が完了しました! 工事中にも上り下りするためにすぐに踏板には養生材を載せて見えなくなりました。 このまま完成直前まで見えなくなります。 完成時に見える階段を楽しみにしたいと思います。 弊社作業場では、板材が用意されています。 常に在庫している杉の巾広の板材が山になっていますね。 この杉板を使って外壁に張る板の加工作業が始まります。 中津大工が加工を担当です。 万能機を使い、板の端の面を真っすぐに整える作業です。 板の寸法を全て揃えてから仕上げの作業へと進みます。 先ほど整えた板の端の部分に溝を掘る作業。 溝堀機という機械を使って一定の巾の溝を作って行きます。 木くずがいっぱい出てきます。 こうして木を加工して外壁の板の形状が整っていきます。 加工を終えた杉板の塗装作業が始まります。 今回の塗料はウッドロングエコという特殊な塗料。 塗って時間が経つと木の変色が始まります。 木が経年変化してねずみ色になって行く反応をこの塗料で作り出すという作用があります。 塗装を終えて乾燥中の杉板たち。 手前の3枚が塗装したての板、奥のねずみ色の板は塗って少し時間が経った板。 1時間も経つとこんなに色が変色していきます。 なかなか面白い塗料ですね。 乾燥を終えて再び山積みになった杉板。 この後は、現場に搬入しやすくバンドで結束して準備を整えます。 外壁に使用する板材もすべて大工たちの手作業での加工となります。 現場では、内装下地が順調に進んでいます。 2階のLDKは、壁下地・断熱施工・天井下地と施工が進み、室内空間がおおよそ実感できるレベルまで見えてきました。 天井下地は屋根勾配に合わせて斜めに設置されています。 野縁の奥には屋根裏に設置された通気部材が見えています。 この下地と屋根の間の空間に断熱施工が行われます。 断熱材が施工されました。 ブローイング工法という施工で断熱材は隙間の空間に吹き込まれました。 みっちりと断熱材が詰まっているのが分かります。 天井面に石膏ボードが張られました。 これで天井の下地が完成です。 LDKの斜めの天井が見えてきました。 天井の断熱施工を終えた頃、ようやくサッシが入荷です。 コロナ禍の影響か、高性能の樹脂サッシの納期が大幅に遅れました。 ここまでいつもと違う工程で下地作りが進みましたが、ようやくサッシの設置に取りかかれます。 遅れて入荷したサッシの説明をお施主様に。 時々現場にはお施主様にもお越しいただき、施工の説明も行います。 弊社では、施工しながら決めていく事も多く、お施主様にはその都度説明するのも棟梁の大事な役目です。 外周部の構造面材をカットしてサッシの設置が始まりました。 木枠の内側から少しずつ面材を切り、開口部を空けて行きます。 アチコチから日光が入るようになります。 窓の開口が各所で進みます。 窓が付くといよいよ部屋らしさも増してきますね。 地元の木を使い、大工の技術を生かした住宅新築プロジェクトが進行中です! 現場では建て方作業が終わり、大工たちは建物の下地作りの作業を進めて行きます。 しばらくは、地味な作業が続きますが、建物の性能に関わる大事な施工が盛りだくさんです。 現代のデジタルな仕事とは全然違う、感覚を大事にするアナログな要素が多い大工仕事が進みます。 木には1本1本微妙に個性があります。 その個性を感覚で掴み、大きな家づくりに使用するので、やはり大工の勘とか感覚は大事な気がします。 大工仕事は、やはり大工の人間力が大事だと思います。 技術をしっかりと記憶し多くの経験を積んだ大工が仕事をすることでいい家づくりが出来ると思います。 本物の素材、その素材を使う本物の職人が作る家づくりが進んでいます。 施工の様子を少しずつ紹介していきます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2021-12-23 04:27
| 現場日記~住宅新築~
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