岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2022年 01月 15日
花巻市で進む古民家の大規模な改修工事の現場。
築年数は正確には分からないほど古く、何度か大規模な改修をしながら住み続けてきた古民家。 今回は、その建物の構造をなるべく生かしつつ住みやすい現代の住宅へと改修する工事を行います。 建物の当初あった茅葺はすでに無く、古いトタン屋根も今回の改修に合わせて架け替える計画。 どんな改修工事になるのか楽しみな現場です。 現場では、室内の下地を作りから仕上げの工程へと作業が進行中です。 それでは現場の様子を紹介していきます。 現場の外観ですね。 外回りでは、外壁張りの準備が進んでいます。 だいぶ建物らしくなりました。 建物と地面の間の基礎部分では、左官の基礎巾木仕上げの作業。 これまでは、栗の土台が見えていた古民家の構造。 今回の改修で、基礎のようなモルタルで隙間なく仕上げて、ネズミの侵入を防ぐ計画です。 弊社作業場では、和室の造作材の加工が進みます。 加工担当は、袰岩棟梁です。 杉材で鴨居や天井の竿縁などを加工しています。 どれもきれいな仕上がり、すべて岩手県産の木材たちです。 和室の天井仕上げに使う竿縁材。 断面はこんな形状をしています。 木をいろんな形に作る大工の技術ですね。 現代の家づくりでは、工場で加工されたモノを購入する事が多くなっています。 弊社では、いまだに大工が作るという事を続けています。 素材に触れ、使う・作る・取付けるという基本的な技術が大事だと考えます。 造作材の加工作業がさらに進みます。 弊社の木材保管場所で適材を探す袰岩棟梁と弊社会長。 山のような木の中から使う寸法に合う天板を探していきます。 樹種・長さ・巾、どれをとっても特殊な古民家の寸法、良い材はあるかな~? 何とか見つけた栗の天板。 会長と袰岩棟梁で山から取り出しました。 この後、保管場所から加工場まで材を下ろす作業です。 こうして常に木と一緒に仕事が進みます。 現場では床板張りの作業が進んでいます。 一番長く板を張る玄関からの廊下部分の施工が始まりました。 長く板を張る際には、しっかりと墨出しを行い、板が曲がらないように施工を進めていきます。 廊下の床板張りは坂本大工の担当です。 クリの板を1枚1枚丁寧に張って行きます。 この栗の床板ももちろん岩手県産材です。 岩手の山に生えていた栗の木がこうして家の床へと使われて行きます。 古材の栗の柱の補修作業も始まりました。 元々貫の通っていた穴をふさぐ作業です。 柱と同じ栗の端材を埋め込み、ノミで少しずつ削って仕上げていきます。 もちろん大工の手仕事ですね。経験を積んだ大工しかできない作業です。 坂本大工、ねじり鉢巻きが良いですね! 袰岩棟梁は和室の栗の大黒柱で補修作業。 埋め木を手ノコで切断中ですね。 細かな化粧作業も大工の腕は生きています。 建物構造の改修からこうした仕上げの細かな作業まで、大工は何でも出来るマルチな技術を持っています。 LDKの天井の高い空間もだいぶ出来上がりました。 一部には古い構造材を見せつつ、断熱施工をしっかりと行ってきました。 広く開放感のあるリビングの空間を作る計画です。 だんだん完成形も見える段階へと工程が進んできました。 建物の全景を道路から撮影。 大きな古民家の構造を生かしつつ、平屋の低い雄大な外観へと変わってきました。 外観ももうすぐ仕上げの工程が始まります。 そちらも施工が楽しみです。 現場からの帰り道。 花巻の山は夕日でとてもきれいでした。 11月上旬はこんな雰囲気でした。 今は、山も真っ白です・・・。 古民家の改修工事、下地を作る工程から仕上げの工程へと入り始めました。 こうした改修工事には、経験豊富な大工たちの存在が大事ですね。 棟梁を中心に大工たちがいい顔で仕事を進めています。 そして使う素材はもちろん地元岩手の木材たちです。 昔の大工の技を見つつ、現代の住みやすい住居への改修工事、大工たちもやりがいがありますね。 そんな古民家の改修工事が進む現場の様子を紹介しました。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2022-01-15 04:50
| 現場日記~古民家再生~
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