盛岡市南大通 狭小住宅リノベーション工事 進行中です。

盛岡市南大通の細い路地で始まった古い狭小住宅の改修工事。
建物は両隣と完全にくっついている状態の2間間口。
かなりの難易度の施工が予想される物件です。
これまで住居だった建物をガレージと事務所へと改修していきます。
少しずつ施工の様子を紹介していきますね。

解体の進む2階部分。
床の畳撤去、天井解体、壁の突起物撤去まで完了。
下舘大工、お疲れさまでした。

振り返り道路側を撮影。
この建物は、道路に面した部分とその真裏にしか窓がありません。
明るい部屋に改修するには、天井を高く、壁を白く改修していきます。
ここからどんな風に変って行くのか楽しみになる写真です。

もともと押入のあった場所は、床も壁も撤去。
柱も外して上部に唐松の梁材が入りました。
事務所スペースとして広く使う為の改修と2階への資材搬入の為の作業スペースとしても使う計画です。

2階へ資材を上げる上野作業員。
床を撤去した旧押入部分から木材を搬入していきます。
最終的な仕上げの計画とそこまでの施工を考えて段取りを進めていく事が重要ですね。
大工たちの作業のしやすさも工事の際には大事な要素となります。

建物正面の外壁も解体が進みます。
モルタルの壁面が大きくなくなり、大きな開口部が出現です。
ここが車の出入り口に改修されて、ガレージが出来る計画です。

早速車が侵入･･･と言ってもダンプですが。
正面の大きな開口部からトラックを入れて荷下ろしするのは砕石です。
1階部分の床下だったところに砕石を入れて車の侵入する下地を作ります。

山のような砕石が建物内に搬入されて行きます。
この砕石は、大きな粒から細かな砂状の粒まで混ざった砕石です。
転圧する事でしっかりと締め固まるタイプの砕石ですね。

砕石搬入と転圧作業が道路に近い部分から順に進みます。
少しずつですが、ガレージらしく見えてきました。
まずは、ガレージの下地を作り、建物内への搬入スペースを確保して工事を進めやすくする計画です。

砕石が道路側から順に入ってきました。
元々の床下がかなり低く、40～50cmほど砕石を入れて行きます。
かなりの量の砕石が入りました。

ガレージになる部分、奥までしっかりと砕石が入りました。
これで1階部分の改修作業が行いやすくなり、資材の搬入搬出もずいぶん楽にできそうです。
工事中の車両も1台余裕で入りますね。

こんな風にダンプ車でも余裕で入りました。
工事中も作業車が出入りする事で、砕石の下地も少しずつ締め固まり、しっかりとした駐車場の床になります。
こうしてトラックが入る事で付近に迷惑を掛けずに資材の搬入搬出が出来ますね。

一方室内では、解体作業から下地作りへと作業が進んできました。
2階部分でも多くの木材が搬入されて壁の下地作りが始まっています。
これまでの土壁に新たに木で下地を作り、垂直な壁を作り直す作業が始まりました。

ここは、元々押し入れだった場所ですね。
野縁という下地材を使い、新しい壁の下地を形成していきます。
古い木の部分と新しい木の部分が混在する光景、良いですね。

こちら側は屋根の頭頂部に近い部分。
元々は屋根裏だった部分にも壁の下地を作っていきます。
屋根裏に入っていた古い太鼓梁などを見えるように天井を形成する計画です。
どんな仕上がりになるのか楽しみな箇所ですね～。

狭小住宅のリノベーション工事が進んでいます。
今回は古い住居だった建物をガレージと事務所へと改修していきます。
街中の便利な地域ですが、道路が狭く間口の狭い敷地が並ぶ地域。
施工はとても難易度が高いですね。
これまでの経験を生かし、大工と一緒に施工を進めたいと思います。
解体する工程から少しずつ作る工程に変わってきた現場。
どんな改修工事になるのか、今からワクワクします。
続きをお楽しみに！