岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2022年 02月 16日
盛岡市中心部の本町通り、弊社もこの古い町で大工を営んでいます。
江戸時代からの古い町で間口狭く奥行の長い敷地が多く存在しています。 今回の改修工事もそんな古くからの街にある建物。 盛岡市内にもだいぶ減ってきた町家の改修工事となります。 現代の生活には合わなくなり、解体しての建替えも検討したのですが、お施主様の先祖から受け継いだ建物を残したいとの思いもあり、改修工事を行う事になりました。 昔の町家のいい部分は残し、現代に生活に合わない箇所は思い切って改修する計画を立てました。 そんな町家の改修工事が進んでいます。 現場では、オーダーキッチンの設置作業や建具の設置作業が進行中。 いよいよ工事も終盤に入ってきました。 足場が外れて建物の外観がしっかりと見えました。 でもまだ完成形ではありません。 この後、建物正面の外壁には格子が設置されます。 もう少し仕上げには時間が掛かります。 室内では新しいダイニングキッチンスペースに大工が作ったキッチンが設置されています。 限られたスペースにギリギリの寸法で計画したオーダーメイドの造作キッチンが配置されて行きます。 何とか無事に納まったようです。 岩手県産のカツラで作ったテーブルとベンチも搬入です。 限られたスペースにキッチンとダイニングテーブルを置く為、すべての家具はオーダーメイドで製作しています。 今回一番改修したかったのがこのキッチンスペースですね。 この段階で冷蔵庫も所定の位置に設置が完了。 狭い通路を運ぶのが大変なので通路が広いうちに搬入しました。 予定通りの位置にすっぽりと納まりました。 冷蔵庫の周りにも収納棚を隙間なく配置。 限られたスペースを有効に活用していきます。 オーダーメイドの造作キッチンが設置完了です。 ぽっかりと空いたスペースには食洗器が入る計画。 狭小スペースに食洗器を入れるためにコンロ・シンクとの取り合いがギリギリでした。 何とか無事に納まりホッと一安心です。 キッチンの水栓器具取付と同時に洗面台の復旧作業も行いました。 新しいドラム式の洗濯機もこの段階で洗面所に搬入。 古い町家は通路幅が広くなくギリギリの寸法なので工事が完全に終わる前に家電も搬入してしまいます。 建具を外して作業中の常居と店の間。 この雰囲気が町家らしいですね。 今回は、ここの建具も新しく作り直しています。 新しい建具がやって来ました。 縦に少し太めの格子を入れたデザインの框戸です。 外から店に入る光をなるべく多く常居まで入るように計画しています。 こちらは新しいキッチンへの入り口となる建具ですね。 杉材で作った板戸です。 上部には透明のアクリル板を入れます。 いよいよ最後の仕上げの工程に入って行きます。 盛岡市本町通りで進む町家の改修工事。 古い建物は、現状把握が非常に難しいので、おおよその計画を立て、実際に現地を解体し計測、その後打ち合わせして施工内容を確定して行きます。 古い町家のいいところはそのままに、現代の生活とはかけ離れた部分は思い切った改修工事を進めて行きます。 そんな現場での選択の多い改修工事には、経験豊富な大工の存在が欠かせませんね。 そして大工の他にも瓦職人、左官職人と特殊な技術を持つ職人達で施工が進んで行きます。 いろんな現場を経験してきた職人たちの勘と古い建物構造を改修する技術があっての施工になりますね。 そんな町家の改修工事が進んで行きます。
by iwaizawa
| 2022-02-16 04:45
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