岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2022年 02月 23日
盛岡市中心部の本町通り、弊社もこの古い町で大工を営んでいます。
江戸時代からの古い町で間口狭く奥行の長い敷地が多く存在しています。 今回の改修工事もそんな古くからの街にある建物。 盛岡市内にもだいぶ減ってきた町家の改修工事となります。 現代の生活には合わなくなり、解体しての建替えも検討したのですが、お施主様の先祖から受け継いだ建物を残したいとの思いもあり、改修工事を行う事になりました。 昔の町家のいい部分は残し、現代に生活に合わない箇所は思い切って改修する計画を立てました。 そんな町家の改修工事が進んでいます。 現場では、施工も終盤に入り建具の設置や塗装作業が進んでいます。 弊社作業場では、建物外周の格子の加工作業も始まりました。 そんな施工の様子を紹介していきます。 常居では、店との境の建具の設置が進んでいます。 道路に面した店側から多くの光を取り入れられるようなデザインの格子建具が設置されました。 畳は、縁無しに変えて少しモダンなデザインの部屋に変わっていますね。 昔の良いところを残しつつ、新しい素材も少し取り入れて改修が進みます。 店側から常居を見るとこんな感じに仕上りです。 寒さを考慮し、格子建具にはアクリル製の面材を入れる予定です。 どんな仕上がりのなるのか楽しみな部分です。 建具屋さんの作業場に運ばれた古い障子。 コチラは寸法を切り詰めて再利用する建具です。 壁の無い作りの常居に壁を作ってスイッチやコンセントを配置、壁の分詰まった間口に障子を切り詰めて配置するという施工内容です。 微妙な寸法の障子の切詰作業、やはり経験が大事な職人の仕事です。 寸法を直した障子が現場に搬入です。 その頃、常居と店の間の格子戸は塗装作業を進めています。 無垢の杉の色から少し着色していい色に仕上がっていますね。 障子が建つとこんな感じ。 元々あった建具は違和感ゼロですね。 新しく設置された格子建具との相性もいい感じです。 少しずつ仕上がって行く常居まわりの建具たち、いよいよ工事も終盤という感じです。 こちらでは、弊社の小林作業員が建具の塗装作業中。 シナフラッシュの建具をこげ茶色に塗装しています。 塗料は、天然成分のオイルを使用しています。 こうして建具も無所のオイルから着色するオイルまでいろいろ使って仕上げの作業を進めていきます。 塗装を終えた建具が設置です。 大きかった仏壇置き場を区切って作った収納部分の建具ですね。 細い観音開きの建具を塗装して雰囲気を合わせました。 2階の寝室では、電気配線の仕上げの作業が始まりました。 スイッチやコンセントのプレートを取り付けていきます。 この部屋は、古い雰囲気からガラッと変えて住みやすい現代の作りの部屋に変わりましたね。 弊社作業場では、外周部に設置する」格子材の加工が始まりました。 素材はこの杉の角材です。 格子用に購入していた節の無い杉の角材たちです。 とてもいい材料ですね~。 鈴木棟梁が角材を仕上げていきます。 寸法を合わせ、表面にカンナを掛けて、格子の角の面を取っていきます。 全ての格子材をこうして手作業で仕上げていきます。 大工の技術と経験を生かした格子仕上げの外観が出来上がって行きます。 出来上がった格子材を塗装する小林作業員。 外部用の防腐塗料を使って格子材に色を付けていきます。 現場で組む前にこうして作業場で塗装する事で後で塗る事が出来ない部分が無いようにしてから現場へと運びます。 格子の設置を待つ現場の外観です。 当初の外壁からは改修が完了して足場が無くなっています。 この後、格子の設置と建具の改修が進むと工事がほぼ完了となります。 盛岡市本町通りで進む町家の改修工事。 古い建物は、現状把握が非常に難しいので、おおよその計画を立て、実際に現地を解体し計測、その後打ち合わせして施工内容を確定して行きます。 古い町家のいいところはそのままに、現代の生活とはかけ離れた部分は思い切った改修工事を進めて行きます。 そんな現場での選択の多い改修工事には、経験豊富な大工の存在が欠かせませんね。 そして大工の他にも瓦職人、左官職人と特殊な技術を持つ職人達で施工が進んで行きます。 いろんな現場を経験してきた職人たちの勘と古い建物構造を改修する技術があっての施工になりますね。 そんな町家の改修工事が進んで行きます。
by iwaizawa
| 2022-02-23 05:47
| 現場日記~リフォーム~
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