盛岡市南大通 狭小住宅リノベーション工事 施工も終盤！

盛岡市南大通の細い路地で進む古い狭小住宅の改修工事。
建物は両隣と完全にくっついている状態の2間間口の建物。
かなりの難易度の施工が予想される物件でした。
これまで住居だった建物をガレージと事務所へと改修していきます。
内装の仕上げ作業もほぼ終わり、ガレージの舗装とガレージ入り口の建具設置の作業が進んで行きます。
工事もいよいよ終盤に入り、完成形も見えてきました。
そんな現場の様子をご紹介していきます。

建物2階の事務所スペースは、内装仕上げの作業が完了しています。
普通の民家だった室内が天井を抜き、古い構造を表して仕上がりました。
壁面を真っ白に仕上げる事で暗くならず、明るい事務所としてリノベーションされました。

階段スペースだけ残し、押入など不要なスペースはすべて撤去しています。
すっきりシンプルな大空間ですね。
壁面が白く仕上がるだけでこんなに明るくなるものなんですね～。
改めて白という色の力を再認識されられます。

古い小屋組みもとてもいい雰囲気で佇みます。
工事着手後すぐに表れたこの古い木組みの構造がこんな雰囲気になるとは、お施主様も私たちも想像できませんでした。
大変な思いをしながら施工を進めた下舘大工の力ですね。

外観もあと一歩で完成のところまで来ました。
外壁のモルタルも再塗装を完了しています。
隣のこれまでの事務所も同じグレー色で統一して塗装しました。
隣接する2棟の建物で一つの風景を作り出しています。

2階事務所スペースに大きなテーブルが搬入されてきました。
石鳥谷の家具工房「HANALIGI」さんが作った大きなオニグルミのテーブルですね。
打合せ用のスペースに置かれ、とてもいい感じですね。
階段では上がらないこのテーブル、なんと2階の窓から搬入しました･･･｡

ガレージ内部では、土間部分の舗装作業が進んでいます。
なんとこの舗装作業はお施主様のセルフビルド。
ホームセンターで売っている平板コンクリートを敷いています。
平らに敷くのが難しい平板ブロックをきれいに並べて敷いています。
すごい！

コンクリート平板敷きの作業が完了したガレージ内。
壁面の塗装は落ち着いてからお施主様が行う予定、なのでガレージの仕上げは完了ですね。
元々居間だったスペースがガレージへと再構成されて仕上がりました！

ところ変わって建具屋さんの作業場。
ガレージの出入り口に設置する格子戸の製作中の様子を見に行きました。
杉の框材に細かな穴を掘り、建具の素材が出来上がっていました。
この框材が組み上がると････｡

細かな格子が入った框戸が組み上がって行きます。
外周をまわる太い框材は、吊戸として作るのでガッチリした作りの為ですね。
外部に面した吊戸なので室内用に作る建具とは少し違う形状に出来上がって行きます。

ガレージ内から室内へとの境には、ガラス戸が設置されています。
ここはシンプルな框建具です。
外周をまわる框の間の空間部分にペアガラスが入る仕掛けになっています。
明るさと建物の奥へと取り込みつつ、断熱性能も兼ね備えた建具を配置していきます。

格子戸が設置されました。
開口部は建具3枚で分割してあります。
3枚の建具が右側に進み、壁の表側へと入り車の侵入するスペースが確保されるという仕明になります。
街中の狭小住宅ならではの佇まいを保ちつつ、ガレージの役目もしっかりと付与しています。

格子戸の塗装作業が始まりました。
まわりの木部に合わせたこげ茶色に塗装していきます。
塗装するとまたグッと雰囲気が良くなりますね。
ガレージまわりの施工もいよいよ完了です。

狭小住宅のリノベーション工事が進んできました。
今回は長屋のような古い住居だった建物をガレージと事務所へ改修しました。
街中の便利な地域ですが、道路が狭く間口の狭い敷地が並ぶ地域。
施工はとても難易度が高いですね。
これまでの経験を生かし、大工と一緒に現場合わせの施工が進んできました。
そして、いよいよ施工も終了しました。
次回からは何回かに分けて完成写真をご紹介していこうと思います。
続きをお楽しみに！