岩井沢工務所の仕事について
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2022年 05月 10日
盛岡市箱清水で進行中の住宅新築プロジェクト「アトリエのある家」。
2世帯が住まう住宅に併設してアトリエを設けるという建物になります。 敷地の大きさをギリギリまで生かして建物を計画し、そこの親子2世帯の住まいとアトリエを組み込んだ住宅を計画。 まずは既存住宅の解体工事と敷地外周を囲む土留め擁壁の補修工事を先行して進めました。 建物をしっかりと作るだけでなく、建物が建つ敷地自体も整備し、建物と共に住まう方が安心して暮らせるように施工していきます。 基礎工事と大工の構造材の刻みが完了し、いよいよ現地での建て方作業へと工程が進んできました。 何もなかった場所に大きな建物が立ち上がる工程「建て方」、大工仕事の最も華のある工程です! そんな建て方作業の様子を詳しくご紹介していきます。 ![]() 初日と同様にまずは柱建ての作業。 初日に出来上がった1階部分の建物構造の上に2階の柱を立てて行きます。 ![]() 縦に使う柱は杉、横に使う桁材は唐松を使用しています。 ウッドショック真っ只中でしたが、地元岩手県産木材には影響があまりありませんでした。 まずは一安心! ![]() 仮筋交いと呼ぶこの斜めの材が入ると構造が一気に固まります。 建物構造にこの三角形が出来てくると強度が高まります。 昔学校で勉強した事が実践されているのが分かります。 ![]() 一昨日まで何もなかった空間に大きな建物構造が立ち上がってきました。 ![]() 敷地まわりの畑から見るとこんな様子です。 クレーン車が構造材を吊り上げて建て方作業が進む様子が分かります。 そしてこの冬は雪が多かったですね~。 ![]() 屋根の下地は小屋組みと呼び、母屋という横方向の構造材が並ぶことになります。 母屋も桁と同様に唐松材を使っています。 ![]() 横方向の母屋は、屋根勾配に合わせて段差を付けて並んでいきます。 ![]() 垂木は屋根の勾配なりに斜めに掛かります。 桁→母屋→垂木と順に細い構造となります。 ![]() 天井を高く設定し、屋根勾配に合わせた天井を計画している部分です。 天井が高く、とても気持ちのいい空間が出来そうなことが分かります。 ワクワクしてきますね。 ![]() 大きな建物なのが分かります。 見えている木材のほとんどが岩手県産の木材たち。 地元の木がこうした建物の構造をしっかりと支えています。 ![]() 野地板も唐松材を使っています。 桁・母屋・垂木・野地板といろんな部材にいろんな寸法で唐松を余す事無く使っています。 ![]() 屋根の周りにグルっと設置されて行きます。 ![]() ルーフィングは、ある程度の防水性能を持ち、屋根が壊れても一定程度雨水を防いでくれる大事な構造となります。 ここから何十年と建物を守ってくれる大事な部分ですね。 ![]() 唐草に張られている白いテープは、防水テープ。 この後の屋根葺き時に使用して、屋根の防水性能を高める役目を担います。 ![]() いよいよ家らしい形も見えてきました。 木で出来上がった建物構造、骨組みがしっかりと見えていてこの時期の建物が結構好きですね。 ![]() 折角きれいに見えていた建物構造ですが、すぐに見えなくなってしまうのが残念です。 でも、建物をガッチリと守るための大事な構造用面材の設置作業となります。 箱清水「アトリエのある家」が進行中です。 現地で始まった建て方作業、屋根下地までの工程が無事に終わりました。 これで少しの雨や雪でも雨漏りしない状況まで工程が進みました。 まずは一安心ですね。 次は下屋根の構造を作る工程が始まります。 地元岩手の木材をふんだんに使い、大工の技術を生かした家づくりが次のステージへと進んできました。 大工の手による建て方作業、続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2022-05-10 05:03
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