岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2022年 05月 20日
遠野のオーベルジュ「とおの屋 要」さんの盛岡のお店の工事が始まりました。
盛岡市中心部、下ノ橋近くのテナント物件です。 弊社では、10年以上前にパン屋さんのお店の開店で施工させていただいた物件です。 パン屋さんからお菓子屋さんと経て、今回は料理を提供するレストランとしてオープンする計画です。 こだわりの塊りのような店主「要太郎」さんと弊社の堀口大工のタッグで施工が進む事になります。 どんなお店になるのかな~? 今からドキドキ、とっても楽しみです! それでは、現場での施工の様子を紹介していきますね。 堀口大工が施工を進めている現場では、2階で作業が進行中です。 解体から始まり、天井の下地が出来てきました。 続いての作業は、床板張りです。 部屋の端から順に無垢の唐松の床板を張る作業を開始しています。 こんな感じで、古い床の上から新しい床板を張っています。 ウッドショックもあり、入手が難しくなった無垢の床板ですね。 やはり、本物の素材は質感が違います。 床板を張り進むと室内の雰囲気もグっと良くなります。 床板を張り終えると2階で使用するテーブルを搬入しました。 昔の酒搾りの「槽」を使ったテーブルですね。 先日、遠野の「要」で設置したテーブルの兄弟分ですね。 この段階で搬入したのは、大きさと重さからです。 1階が完成すると2階に上げるのがかなり困難になりそうとの堀口大工の判断でした。 それほど重く大きく存在感のあるテーブルがやって来ました。 2階の一角に壁下地が出来て行きます。 ここは、収納スペースですね。 スタッフのロッカー、資材の保管庫として設置が進みます。 1階厨房でも動きがありました。 コンクリートの下地が出来上がり、そこに壁の下地を作っています。 木組みで壁下地が立ち上がると、一気に厨房の空間が見えてきます。 計画通り、限られたスペースにギリギリの厨房空間が出来上がって行きます。 ファサードにも大きな動きがありました。 これまでレンガ調のタイル張りだった壁面がガラッと変わりました。 若草色の塗壁が作られて行きます。 このテナントの窓もいい雰囲気に。 この窓が特徴の一つでもあるテナントの外観、色合いがガラッと変わり、これまでとも少し違う雰囲気に変化していきます。 塗壁はまだ施工途中、この後どんな風に仕上って行くのか楽しみです! 一方、弊社作業場では袰岩大工を中心にカウンターの製作作業が進んでいます。 センの古材を挽き割ったカウンターの素材を前に話し合う袰岩大工と立花大工、坂本大工です。 木を見る目は真剣ですね。 板の接ぎ合せの検討中です。 どの材とどの材を組合わせるのか、迷います。 ベテラン袰岩大工でもこんなカウンターはこれまでに作ったことがありません。 どことどこを繋いでカウンターに仕上げるのか、じっくりと考えながら施工を進めていきます。 接ぎ合せの位置を決めると接合面どうしを密着させるように整える作業が始まります。 カウンター材の1枚を起こして接合面を手直ししていきます。 カンナを掛けて接合面を整える袰岩大工。 0.何ミリの薄さを削り、接合面を整えていきます。 大工の手仕事でしか仕上げる事の出来ないカウンターが出来上がって行きます。 カンナを掛けて元に戻すとピッタリとはまりました。 古い商家の梁材だったセンの木・・・こうしてレストランのカウンターになるとは・・・・驚きですね。 そしてそんなカウンター製作は、やはり技術のしっかりした大工が居ないと出来ませんね。 すべての素材の準備が出来て1枚の大きなカウンターが揃いました! 古いセンの古材を使ったカウンターがいよいよ見えてきました。 一緒に作業する立花大工もいい勉強になると思います。 ベテラン大工から若手へと技術の継承も同時に行いつつ、家具が仕上がって行きます。 すべてが整うと接ぎ合せの作業。 接合面に接着剤を付けて合わせ、クランプで締めていきます。 接着剤を拭き取りこのまま数日間養生期間に入ります。 古材を使ったカウンターテーブルが見えてきました! 「とおの屋 要」さんの新しいお店の施工が進んでいます。 築100年近くたつ古い民家だった建物。 いろんな使われ方をしながらここまで存在してきました。 今回は、その建物の根幹の部分を生かしつつ、レストランとして改修が進められて行きます。 建物の経年変化をただの劣化ととらえずに、その建物の刻んできた歴史ととらえて大事に残しながら新たなお店としての機能を付加していく、そんな作業を進めていく事になりそうです。 使う素材も経年変化した古材たちが中心となります。 まるで以前からそこにあったかのような素材を使い、新しいお店を形成する工程が進んで行きます。 どんなお店に変化していくのか、とっても楽しみな工事が進んでいます!
by iwaizawa
| 2022-05-20 05:09
| 現場日記~店舗~
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