岩井沢工務所の仕事について
岩井沢工務所HP
新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
現場日記~住宅新築~ 現場日記~9坪ハウス~ 現場日記~リフォーム~ 現場日記~店舗~ 現場日記~マンション改修~ 現場日記~アパート~ 現場日記~蔵移築再生~ 現場日記~蔵改修~ 現場日記~古民家再生~ 現場日記~小屋~ 施工したお店 古民家移築先募集 古材 おしらせなど イベント案内 いろんな話 近所のお店 遊びなど 外構工事 モリブロ 以前の記事
2024年 11月 2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 2024年 02月 more... 検索
ブログパーツ
記事ランキング
|
2022年 05月 30日
遠野のオーベルジュ「とおの屋 要」さんの盛岡のお店の工事が始まりました。
盛岡市中心部、下ノ橋近くのテナント物件です。 弊社では、10年以上前にパン屋さんのお店の開店で施工させていただいた物件です。 パン屋さんからお菓子屋さんと経て、今回は料理を提供するレストランとしてオープンする計画です。 こだわりの塊りのような店主「要太郎」さんと弊社の堀口大工のタッグで施工が進む事になります。 どんなお店になるのかな~? 今からドキドキ、とっても楽しみです! それでは、現場での施工の様子を紹介していきますね。 ファサード部分の施工が進み、外観が大きく変化した現場です。 元々レンガ調のタイル張りだった入口まわり、うぐいす色の塗壁の変わりました。 まだ1回目の下塗りの状態。 ここからもう少し施工が進む事になります。 1階の室内では、厨房の壁の下地が出来上がってきました。 木で下地を組み、防水ボードを張って壁が何となく見えてきました。 まだまだ下地の状態、1階がどんな風に仕上るのかは、まだ見えて来ませんね。 厨房内部の土間では、左官職人がモルタルで仕上げの作業。 厨房は少しだけ広げますが、モルタル補修だけ行ってほぼ以前の状態を継承しています。 壁が出来上がり、少しだけ厨房の広さが分かるようになってきました。 モルタル補修が終わると厨房機器が搬入されて、何となく雰囲気が出てきました。 白と紺色のツートンの壁、小さな厨房、2階へと上がる階段・・・。 ここに古材のカウンターたちが配置される計画です。 弊社作業場では、古材のカウンターの施工が進んでいます。 接ぎ合せを終えた大きなセンの古材のカウンター、袰岩大工が施工を続けています。 天板の上には、何やら小さな木のブロックが散らかっています。 接ぎ合せ部分に設置する「契」という木の部材ですね。 この「契」を天板に埋め込む作業を進めていますね。 センの天板の接ぎ合せた継ぎ目部分に「契」を埋め込んでいます。 蝶々のような形の木のブロックは、接合面が離れないようにする為の形状ですね。 意匠的な意味合いも込めてたくさん設置する計画です。 埋め込んだ「契」を手ノコで切断する袰岩大工。 目の細かな造作用の鋸を使って、ゆっくりと切断して行きます。 とっても細かな気を使う作業です。 ノミを使って仕上げる頃岩大工。 古材の天板は、かなり歪みもあり接合面に段差が付いています。 よって「契」も接合面を横断するので段差ができるのです。 細かな段差をきれいに仕上げる為に鋸やノミで微妙に仕上げて行きます。 段差の付いた「契」完成です。 写真上部の天板と下部の天板では厚みが違っています。 その段差をまたいだ「契」という事になります。 古材を使ったカウンターでは、接合作業も大変だし、「契」を入れるのも大変です。 一か所の「契」が完成するとすぐに次の施工へと移ります。 次の箇所は、再び「契」の穴掘り作業からとなります。 この作業を10か所以上も続けていきます。 作業を進める袰岩大工が天板に載って作業中。 厚いセンの古材を使ったカウンター、大工が載った状態で作業してもびくともしませんね。 仕上げの作業が進み、もう少しで現場へと搬入出来るようになります! 一方の現場では、ファサード部分の外壁の仕上げが進みました。 下塗りだった塗壁に仕上げの塗りの作業が入りました。 下塗りの時とは違い、色は同じですが目の粗いザラザラした壁となっています。 窓の笠木部分を見るとこんな感じ。 粗い目の壁材をコテの跡が薄っすらと残るように仕上げています。 とってもいい雰囲気です! いよいよお店の外観も完成形が見えてきました。 「とおの屋 要」さんの新しいお店の施工が進んでいます。 築100年近くたつ古い民家だった建物。 いろんな使われ方をしながらここまで存在してきました。 今回は、その建物の根幹の部分を生かしつつ、レストランとして改修が進められて行きます。 建物の経年変化をただの劣化ととらえずに、その建物の刻んできた歴史ととらえて大事に残しながら新たなお店としての機能を付加していく、そんな作業を進めていく事になりそうです。 使う素材も経年変化した古材たちが中心となります。 まるで以前からそこにあったかのような素材を使い、新しいお店を形成する工程が進んで行きます。 どんなお店に変化していくのか、とっても楽しみな工事が進んでいます!
by iwaizawa
| 2022-05-30 04:47
| 現場日記~店舗~
|
ファン申請 |
||