とおの屋「要」さんの新店舗 盛岡で進行中です。

遠野のオーベルジュ「とおの屋　要」さんの盛岡のお店の工事が進行中。
盛岡市中心部、下ノ橋近くのテナント物件です。
弊社では、10年以上前にパン屋さんのお店の開店で施工させていただいた物件です。
パン屋さんからお菓子屋さんと経て、今回は料理を提供するレストランとしてオープンする計画です。
こだわりの塊りのような店主「要太郎」さんと弊社の堀口大工のタッグで施工が進む事になります。
どんなお店になるのかな～？
今からドキドキ、とっても楽しみです！
それでは、現場での施工の様子を紹介していきますね。

お店の2階では、床板の塗装作業が始まりました。
これまでほとんど活用されてこなかった建物の2階部分、窓ガラスを透明に変えて内装を整えていくととってもいい雰囲気に変わってきました。
もう少し施工が進むとどんな景色に変わるのかな？

床板の塗装に邪魔な家具類は、ちょっとの間一か所に集まってもらいます。
何だか椅子の見本市のようですね。
施工中の面白い風景ですね。

2階の床には、岩手県産の無垢の唐松を敷いています。
唐松のそのままの色から一気に黒く変化していきますね。
床板は、木の質感と色で雰囲気がガラッと変わって行きます。
今回は、この黒くシックな色合いで仕上げて行きます。

床全面の塗装が完了です。
床が黒くなっただけでい落ち着きのある空間へと変わりました。
窓の外の景色がよりクリアに見えて来て良いですね。
遠くには中津川の堤防が見えています。

窓辺から建物奥側を見るとこんな雰囲気です。
床が黒く塗装されて一気に雰囲気が落ち着きました。
天井裏から出てきた古い太鼓梁や屋根の跡もインテリアの一部として機能しています。
面白い空間が出来上がって来ました。

店舗1階でも塗装作業が進んでいます。
ツートンの壁も仕上げの塗装が進み、より鮮やかに仕上がって来ました。
白・紺・茶の3色の色で1階の空間が構成されています。

階段も化粧直しです。
弊社の小林作業員が塗装を担当です。
この階段は10年以上前に弊社で設置した赤松の階段、10年以上経過してもいい雰囲気ですね。

壁面の塗装が終わり、次は家具類の塗装が始まります。
そして2階の階段まわりに設置する鋼製の手すりも入ってきました。
狭い店内にギリギリ納まる手すり、この後2階へと荷揚げ作業も待っています。

入口近くのイタヤカエデのカウンター。
ウレタンクリア塗装で仕上げました。
天然乾燥中に自然と出てきた黒っぽい模様もそのまま生かしたカウンターの仕上げです。

こちらのカウンターは、古い商家の梁材を挽き割って作ったセンのカウンター。
コチラもウレタンクリア塗装で仕上げています。
新しい材には出せない独特の雰囲気を持つカウンターに仕上がりました。

施工も終盤に入って来た現場。
外観はほぼ完成形が見えてきました。
古い外観をほぼそのままに1階の壁だけがうぐいす色に変わりました。

「とおの屋　要」さんの新しいお店の施工が進んでいます。
築100年近くたつ古い民家だった建物。
いろんな使われ方をしながらここまで存在してきました。
今回は、その建物の根幹の部分を生かしつつ、レストランとして改修が進められて行きます。
建物の経年変化をただの劣化ととらえずに、その建物の刻んできた歴史ととらえて大事に残しながら新たなお店としての機能を付加していく、そんな作業を進めていきます。
使う素材も経年変化した古材たちが中心となります。
まるで以前からそこにあったかのような素材を使い、新しいお店を形成する工程が進んで行きます。
どんなお店に変化していくのか、とっても楽しみな工事が進んでいます！