岩井沢工務所の仕事について
岩井沢工務所HP
新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
現場日記~住宅新築~ 現場日記~9坪ハウス~ 現場日記~リフォーム~ 現場日記~店舗~ 現場日記~マンション改修~ 現場日記~アパート~ 現場日記~蔵移築再生~ 現場日記~蔵改修~ 現場日記~古民家再生~ 現場日記~小屋~ 施工したお店 古民家移築先募集 古材 おしらせなど イベント案内 いろんな話 近所のお店 遊びなど 外構工事 モリブロ 以前の記事
2024年 12月 2024年 11月 2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 more... 検索
ブログパーツ
記事ランキング
|
2022年 06月 30日
遠野のオーベルジュ「とおの屋 要」さんの敷地を囲うように設置してある垣根。
黒穂垣という古くからある垣根の工法を使った塀がありました。 その塀が経年劣化と強風で一部が壊れてきたため、今回一部を板塀に改修する事に。 そんなお店の外構工事の様子をご紹介していきます。 敷地外周の塀の改修工事が進む遠野の現場。 先行して施工が進んだ板塀が完成し、現在は黒穂垣という木の枝を使った塀の改修作業が進んでいます。 黒穂垣の改修作業もだいぶ進みました。 黒穂を押さえている竹と丸太の支柱を外して交換する作業。 黒穂も劣化で薄くなった部分を補充してから復旧作業を進めていきます。 ちょうど丸太の支柱を外したところに遭遇。 地中1mほど埋まっていた丸太は・・・・。 施工後10年ほど経過していますが、地中部分はシロアリの食害でボロボロ・スカスカに・・・。 そろそろ塀自体がグラついていましたがこんな状況でした。 丸太を外した穴の手を突っ込む藤澤大工。 穴を放り直し、新しい丸太を入れる準備を進めます。 次の丸太を入れる前には、穴の中に防蟻剤を入れ、丸太にも防蟻剤を塗布してなるべく蟻害に合わないように準備を進めています。 支柱の穴の準備が終わると、新しい丸太を入れる作業を開始です。 真っすぐ穴に丸太を入れて行きます。 手の力では入らなくなると道具を使って丸太を差し込む準備です。 使う道具は、朝鮮掛矢と呼ぶ道具です。 丸太のてっぺんまで届く柄の長い特殊な形状の掛矢ですね。 丸太の頭を叩いて地中へと支柱を埋めていきます。 黒穂垣の交換作業を進めつつ、雨の日には門の修繕作業も進めます。 腐食して劣化した門扉を作業場へと運び、作り直す作業が進みます。 形をそのままに、新しい木で門のほとんどを作り直していきます。 再利用したのは、上部の竹の格子細工ぐらいですね。 10年経過した木製の門は、木部が腐食して寿命となっていました。 でも、こうして作り直す事で再び復活する事が出来ますね。 そして弊社作業場では、こんな木材を準備し始めました。 このすごく湾曲した材は何かな~? 樹種はたぶんイタヤカエデかな? 長さを計り、ギリギリ使えそうなので、この後の工程で使用する準備を始めます。 現場では黒穂垣の修繕作業がほぼ完了です。 「要」さんの正面の門を挟んで黒穂垣が復活しました! 黒穂を押さえる竹が真新しいですが、これもすぐに色が変化し馴染む事でしょう。 藤澤大工は、門の取付準備に入ります。 丸太の支柱に門を設置するために垂直に下地を作る必要があります。 丸太の一部を削って門扉を取り付ける準備が進みます。 出来上がった門扉が待機です。 無垢の板で再生し、ウッドロングエコという特殊な塗料で塗装を行っています。 コチラも時間が経つと黒穂に馴染むように配慮しながら施工を進めています。 門扉の取付も完了です。 黒穂も復活して、茶室の門も元に戻りました。 いよいよ外構工事もあと少しで完成です! 遠野の「要」での外構工事が進行中! 現在進む盛岡の下ノ橋近くのレストラン開店とほぼ同時期の施工となります。 遠野の外構工事でも残すべき大事な部分と改修し新しくする部分をしっかりと見極めて施工の計画を立てています。 施工も終盤に入りました。 どんな外構工事に仕上がるのか、今から楽しみですね。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2022-06-30 04:52
| 外構工事
|
ファン申請 |
||