盛岡市箱清水「アトリエのある家」 終盤の施工が進みます。

盛岡市箱清水で進行中の住宅新築プロジェクト「アトリエのある家」。
2世帯が住まう住宅に併設してアトリエを設けるという建物になります。
敷地の大きさをギリギリまで生かして建物を計画し、そこの親子2世帯の住まいとアトリエを組み込んだ住宅を計画。
現場では大工工事が終盤へと入り、仕上げの工程が各所で進んでいます。
そんな現場の作業の様子を紹介していきます。

終盤の施工が進む現場。
敷地の南側には、畑が広がっています。
この年は、麦が風にたなびいています。
毎年違う作物が植えられる畑、そんな畑と一体となる敷地に建築が進んでいます。

2階のLDKでは、キッチンの設置作業が完了しました。
ステンレス製の少し小ぶりなキッチンです。
機能性も去ることながら、その存在感を重視した外観のキッチンです。
空間がキリっと引き締まりました。

その2階リビングに設置が終わったのは、ベンチですね。
先日立花棟梁が設置作業を行っていました。
岩手県産のセンの木を使ったベンチです。
ベンチの正面には、テレビが配置される計画です。

フレームの塗装が進んでいた階段。
塗装も完了し、完成形が見えてきました。
丸鋼を溶接して作った階段のフレームには、先ほどのベンチと同じセンの木で踏板を作っています。
鉄と木のコラボした階段が出来上がってきました。

階段を裏側から見るとこんな感じです。
三角形のトラス構造を利用していて、かぼそく見える丸鋼ですが、人の重量をしっかりと支えてくれます。
見た目もインパクトのあるデザインですね。
存在感のある階段がインテリアの一部として機能する計画です。

1階のダイニングキッチンスペース。
とってもすっきりとシンプルな仕上がりです。
キッチンの設置・内装・塗装の作業が完了です。
現在、カウンター収納を製作中です。

ダイニングキッチンから廊下・玄関方面を見るとこんな感じです。
ガラスと鉄のフレームの建具越しに階段が見えていますね。
奥には玄関まで見る事が出来ます。
限られた空間をなるべく広く見えるように計画しました。
廊下はギャラリーのようにも機能します。

各個室には建具も設置が進みました。
シナベニヤを使ったシンプルな建具、オイルで塗装して仕上げています。
窓越しに見える麦畑もきれいに見えています。

玄関のタイル張りも終了しています。
玄関脇には奥に収納を設けています。
そこまでタイルがきれいに敷かれています。

建具製作を担当しているサイトウ木工さんから写真が来ました。
木製のガラス窓ですね。
階段室の一角に設置する窓を製作中です。

こんな風に押し出す機構となっています。
こんな金具がこうした建具の動きをサポートしています。
この建具もサイトウ木工さんのアイデア、いろんな職人の経験を生かして家づくりが進んでいますね。

窓の全景がコチラです。
良い雰囲気ですね～。
フレームと格子にナラ材を使っています。
この窓がどんな風に設置されるのかも楽しみです！

現場では、各所で仕上げの工程が進んでいます。
各所で完成形も見え始め、日々現場は変化していきます。
大工だけでなく、いろんな職種の職人たちが携わり、オリジナルの家づくりが進んでいます。
地元産の本物の素材を使い、大工の技術を生かした家づくりがいよいよ終盤へと進んできました。
続きをお楽しみに！