浅沼醤油店様 黒川工場改修工事 進行中です。

盛岡市黒川にある「浅沼醤油店　黒川工場」様にて改修工事が進んでいます。
今回は、コロナ禍で影響を受けた企業が新たな事業へ取り組む為の経済産業省の補助金「事業再構築補助金」を使っての改修工事となります。
新たに研究設備を整えて新規事業へと取り組む「浅沼醤油店」様をサポートする改修工事です。
まずは、新たな事業に取り組む前段階として既存工場の改修工事を進めてきました。
築50年を超える古い建物を使用する発酵食品の工場、現在の建築基準法に合わない部分も多く、補助金を受けるためのこうした法律に合わせた改修工事を計画し、その改修工事が完了です。
続いて施工が進むは、既存のプレハブ冷蔵庫の移設工事。
新たに木造で冷蔵庫棟を新築する工事が進行中です。

建て方が完了した建物の構造体です。
地元岩手県産木材を使った木造の構造体が工場群の中に現れました。
こうした工場内の建物も木造で作る事が可能です。

建物外周には防水透湿シートを張って行きます。
折角見えていた県産材を使った建物構造ですが、すぐに見えなくなってしまいます。
残念ですが、施工はどんどん進んで行きます。

屋根上では、屋根材のGL鋼板での屋根葺きが進んでいます。
勾配の緩い屋根なので、防水性能の高い屋根葺きの工法で屋根が葺かれて行きます。

建物外周部は、防水透湿シートの上に外壁下地を作る工程です。
縦方向に外壁を張るので、横方向の下地が出来上がって行きます。

建物正面も下地作りが進み、外観が徐々に見えてきました。
1階はプレハブ冷蔵庫が入る為、大きな開口部が見えています。
2階には、フォークリフトを使って荷物があげられるようにサッシを配置する計画です。

外壁張りが始まっています。
縦張りの金属サイディングを採用しています。
耐久性が高く、外壁材の重量も軽いので施工性が高いですね。
まわりの工場の建物とも外観もマッチしていい雰囲気です。

建物正面まで外壁が張り進んできました。
1階の開口部、2階のサッシも枠が設置されて建物の雰囲気がだいぶ分かるようになりました。
シンプルな形状の冷蔵庫棟の全貌が見えてきましたね。

続いて別の場所でも冷蔵庫の建物の施工が始まりました。
コチラは既存の冷蔵庫の上に屋根を掛けるという施工になります。
2棟の既存冷蔵庫の周りに基礎を作り、冷蔵庫を囲うように木造建物を作るという特殊な仕事になります。
まずは木造の骨組みが出来上がって来ました。

既存の冷蔵庫を囲うので、間口も広く上に掛かる梁材も長く太材が多用されていますね。
建て方時も真下に入って仕事が出来ないので、組み上げる作業も大変です。
まずは、建物の構造部分が立ち上がっています。

続いては屋根構造ですね。
建物構造の上に垂木を掛けて行きます。
構造よりはだいぶ細い木材が細かなピッチで並んでいきます。

屋根構造が出来上がり、屋根ふきを待つ段階まで進みました。
これで雨が降っても冷蔵庫がほぼ濡れない状態まで進みました。
別々の場所で冷蔵庫設備の入る建物2棟が新築されて行きます。

既存の工場棟の改修工事が終わり、次は冷蔵庫棟の新築工事が進んでいます。
プレハブ冷蔵庫を設置するために木造で建物を新築するという工程ですね。
今回は2ヶ所で冷蔵庫棟が新築されています。
なかなか出会わない面白い仕事でもありますね。
そして、事業用の建築物ですが、大工が施工する木造建物で建築を進めていきます。
使う素材は地元岩手県産の木材たちです。
地元の木を使い、大工の技術を生かした建築工事をこうした大きな工場でも進めています。

いろんな工事を順に段取りしながら工場内各所で施工が進んで行きます。
そんな工場改修の施工の様子をお伝えしてきました。
続きをお楽しみに！