岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2022年 08月 23日
盛岡市黒川にある「浅沼醤油店 黒川工場」様にて改修工事が進んでいます。
今回は、コロナ禍で影響を受けた企業が新たな事業へ取り組む為の経済産業省の補助金「事業再構築補助金」を使っての改修工事となります。 新たに研究設備を整えて新規事業へと取り組む「浅沼醤油店」様をサポートする改修工事です。 まずは、新たな事業に取り組む前段階として既存工場の改修工事を進めてきました。 築50年を超える古い建物を使用する発酵食品の工場、現在の建築基準法に合わない部分も多く、補助金を受けるためのこうした法律に合わせた改修工事を計画し、その改修工事が完了です。 続いて施工が進むは、既存事務所の隣のスペースに研究施設を整備する工程です。 これまで荷受場だった鉄骨造の屋根を解体し、新しい建物を新築する作業が進んでいます。 既存の荷受け場の屋根解体が進む中、新しい建物の構造材が弊社の作業場に入荷していました。 入荷したのは、唐松の構造用集成材たちです。 3階建ての高さに相当する建物の新築なので構造計算を行い、強度を担保している構造用集成材を使用します。 もちろん岩手県産材を使った集成材です! こちらは柱に使用する杉材ですね。 コチラは集成材ではなく、無垢材の柱になります。 使用する場所ごとに使う樹種や製品も異なります。 そんな木材たちが弊社の作業場にどんどん入荷してきました。 墨付けを始めたのは、坂本棟梁です。 構造図面を元に作成した図板を見ながら、構造材に番付を記し、刻みの為の線を引く作業が始まりました。 その建物の棟梁が担当する大事な仕事ですね。 最初に墨付けを行っているのは、ヒノキの土台ですね。 ヒノキは、防虫防腐の成分を木に含んでいる特殊な性質を持つ樹種になります。 そのヒノキに角材に刻みの為の線引きを行っていきます。 現場では基礎工事の準備が始まっています。 まずは、遣り方出しの作業ですね。 遣り方は、何もない建築予定場所に基礎を作るための位置出しを行う作業の事です。 まずは、木の杭を打ち込み、一定の高さに貫を取り付ける作業を進めます。 掘削作業を開始です。 遣り方の貫の高さから掘る深さを確認しながら掘削作業が進みます。 既存建物の近くは手作業の掘削もあります。 既存の建物近くを除き、多くの部分は重機が掘削を担当です。 バックホーは本当に100人力の働きをしてくれます。 一気に基礎周辺の土を掘削して搬出していきます。 掘削の作業が終わると、基礎底面に砕石を敷く作業です。 砕石敷きも重機が活躍します。 砕石をバケットに入れて必要な場所まで運び、一定の高さに敷いて行く作業が進みます。 砕石を転圧する作業です。 振動を与える機械で砕石を締め固める作業が進みます。 こうして基礎の一番下の部分は、砕石で床を作ります。 建物全体の重量を地面へ伝える大事な部分ですね。 砕石敷きと転圧作業が終わるとたくさんの鉄筋が運ばれてきました。 基礎の中に入れるための鉄筋になります。 工程が進むごとにこうして資材の搬入が進みます。 鉄筋組みの作業が始まりました。 遣り方に記した基礎芯に合わせて立上りの鉄筋が組まれて行きます。 かなり細かな鉄筋が配筋されています。 構造計算に合わせてこうした基礎の配筋作業が進んで行きます。 既存のプレハブ建物2棟に囲まれた土地に基礎が出来上がって行きます。 高さの違う2棟のプレハブ建物、その高さの違いを解消しながら必要な部屋を確保するのが今回の建築の役目にもなります。 なかなか難しい建物にチャレンジ中です。 既存の工場棟の改修工事、冷蔵庫棟の新築工事と進み、大工たちは次の工程へと入りました。 既存のプレハブ建物の間の空間に新たに研究棟を新築するという作業です。 現在ある鉄骨製の出荷場の屋根と階段を撤去し、新しく木造の建物を新築します。 そして、事業用の建築物ですが、大工が施工する木造建物で建築を進めていきます。 使う素材は地元岩手県産の木材たちです。 地元の木を使い、大工の技術を生かした建築工事をこうした大きな工場でも進めています。 いろんな工事を順に段取りしながら工場内各所で施工が進んで行きます。 そんな工場改修の施工の様子をお伝えしてきました。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2022-08-23 05:05
| 現場日記~リフォーム~
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