わんこそば東家本店様 改修工事進行中！

盛岡市中ノ橋通の「わんこそばと郷土料理　東家本店様。
この春、盛岡市大通の仮店舗へ引越し、本店の大規模な改修工事へと入っています。
先日ご紹介した大通りの仮店舗への引っ越しとほぼ同時期に本店も閉店して、改修の準備に入っています。
100年に一度あるかのお仕事が進行中です。
現場では厨房の水道配管作業から土間の準備、大工たちの建物本体の改修作業が進んでいます。
そんな現場の様子を紹介します。

大工たちは建物各所で壁の下地作りの作業を進めています。
古いRC造の躯体に新たに壁下地を作っている部分ですね。
これまでとは、厨房機器の配置も大きく変わり、使いやすい厨房の配置へと改修する途中の段階です。

こちらは古い木造部分に新しい壁下地を作っている部分。
黒ずんだ古い柱や梁に新しい木を打ち付けて壁下地を作っています。
これまで壁の無かった場所にこうして壁を作り、水道配管や電気配線を通して新しい厨房が出来て行きます。

こちらは、座敷と厨房スペースの境部分。
ここにも新しい壁が形成されて行きます。
給仕さんたちが通るスペースを新たに設けて行きます。
厨房機器の再配置と給仕さんの動線も同時に改修していきます。

1階の奥厨房では、排水溝の設置作業が進んでいます。
古い土間コンクリートを解体し、水道管を敷設し、新しい排水溝を設置していきます。
まずは、排水溝の下地となる砕石が入っています。

作った下地にU字側溝を設置しています。
奥から順にU字側溝が並んできます。

U字側溝の設置が終わりました。
この側溝が厨房の排水を流す先になります。
この後、各厨房機器からの排水管の敷設作業が始まります。

先行して側溝の設置が完了している前厨房側。
真っ直ぐに設置された側溝がキレイですね。
コチラは先行して排水管の設置作業が始まります。

U字側溝の継ぎ目には、防水シーリングを施します。
コーキング材を側溝同士の隙間に充填する作業です。
地味な作業ですが、排水溝の性能を長く維持するための大事な工程です。

U字側溝へ穴を空けて、排水管が敷設されて行きます。
ねずみ色の塩ビ管は一般の排水管、茶色の排水管は熱水の通る排水管です。
各厨房機器の位置からUじ側溝へと排水管が通っていますね。

奥厨房も排水管が沢山敷設されています。
全ての排水管がU字側溝へとつながれて行きます。
そして、敷設が完了すると土間コンクリートの準備が始まります。
柴田左官の職人さんたちがレーザーレベルを用いて水平墨出しています。

土間下地の砕石敷きの作業が始まりました。
土を一定の高さまですきとり、その上にコンクリート下地の砕石を敷いて行きます。
まずは前厨房のグリーストラップまわりで砕石敷きが進みます。

設置した大きなグリーストラップとそこから続くU字側溝の周りをきれいな砕石が敷き詰められて行きます。
少しずつですが、厨房の雰囲気が見えて来ましたね。

奥厨房も土間下地の砕石が敷き詰められて床がきれいになりました。
土から砕石へと変わるだけで現場の雰囲気もだいぶ進んだように見えて来ます。
コンクリート打設の準備が1階の各所で進みます。

客席部分ではこんな施工も進みます。
エアコンの配管工事ですね。
今回の大規模な改修に合わせて、エアコンも大きく見直しています。
これまでは、エアコンの配管が後付けで施工されてきたので、何処を配管が通っているのかさえ誰も分かりませんでした。
今回の改修では、後から修理やメンテナンスが出来るようにエアコンも再配置していきます。

100年に一度のあるかないかの大規模な改修工事が進行中。
まずは改修場所の片付け、仮店舗への引っ越しと営業が先行して進み、空になった建物を解体工事し改修が進んでいます。
壊す作業から造る作業へと工程が進み、建物各所で改修作業が始まっています。
今回の改修工事では、歴史あるお店の雰囲気はそのままに厨房を中心とした新しい設備機器の導入とスタッフの適切な配置に必要な動線の改修などを計画しています。
特に水道の配管・電気の配線・空調設備の再配置が最も重要な改修内容になっています。
その計画に向けて、いろんな難題を解決しながら施工が進み始めています。
少しずつですが着実に改修工事が進んでいます。

老舗わんこそば店の「東家　本店」様の改修工事の様子をご紹介しています。
続きをお楽しみに！