岩井沢工務所の仕事について
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2022年 12月 05日
エスプラスカンパニー堀内様の依頼で数年前にオノオレカンバを預かりました。
オノオレカンバは、斧が折れるほど硬いというところから命名されたと聞いています。 成長が極端に遅く、木材として流通する事はほとんど無い、希少価値の高い樹種となります。 いつかこのオノオレカンバで家具を作りたいと・・・・。 預かったは良いのですが、製材するのも初めてのオノオレ、丸太の段階からどうやって家具まで持って行くのか、悩んだ記憶があります。 そんな丸太から造る家具のお話の続きです。 ![]() 板同士の接合部は、「留め」と呼ぶ、45度の板同士の木口が接合するように加工がされています。 この「留め」の接合は、一般材でもかなり難しいのですが、オノオレカンバではさらに難易度が高まります。 ![]() そこで弊社の下舘大工は、四角い仮枠を作り、その中にオノオレカンバの箱を入れ込むように計画しました。 仮枠の中にオノオレカンバの板を配置し、四角く組む作業が進みます。 ![]() 45度の接合部もしっかりと固定されて、これならば接着剤の乾燥する間、圧力を掛けつつ保持する事が出来そうですね。 1台の箱を作るのにもこんなに手間の掛かるオノオレカンバです。 ![]() 「留め」という接合は、とにかく直角を作るのが大変な接合方法。 こうしていろんな仕掛けを施しつつ、箱製作が進みます。 ![]() 大きな天板を合わせて、H型の棚の中身の部分が組み上がります。 この箱も角の部分の接合は「留め」になっていますね。 ![]() 仮枠とクランプを組合わせて、しっかりと直角に接合するように作業が進みます。 いろんな道具を駆使し、いろんな仕掛けを施しながらオノオレカンバの家具が出来上がって行きますね。 こうしたオーダーメイドの家具製作もやはり大工の経験と技術が生きていますね。 ![]() しっかりと養生期間を経て固まったオノオレカンバの家具、一度くっつくとビクともしないのもオノオレの特徴ですね。 ガッチリと組み上がりました! なかなか扱う事の無いオノオレカンバの天板を使っての家具製作が進んで行きます。 ご依頼いただいたのは、盛岡市菜園でBARを営む「エスプラスカンパニー」の堀内様。 どんな家具が出来上がるのか楽しみですね。 オノオレカンバの板の接ぎ合せから始まり、家具として組む工程も進んでいます。 組立の工程もオノオレはなかなか大変です。 大工の技術と経験を生かして、世界に一つだけのオーダーメイドの家具が出来上がって行きます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2022-12-05 05:28
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