岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2023年 02月 22日
盛岡市青山で進行中の住宅新築プロジェクト、「マチカドノイエ」。
設計はオオツカヨウ建築設計様、大工工事は岩井沢工務所というタッグで施工が進みます。 高性能な建物を地元岩手・盛岡の木材をふんだんに使って仕上げるというプロジェクト。 もちろん弊社の大工の技術をしっかりと生かした仕上げもたくさんあります。 建物構造を立ち上げる「建て方」作業が無事に終わり、現場には大きな「家」が建ちました! 今度はその「家」の骨格にいろんな機能を付加していく大工作業が進んでいきます。 そんな現場での施工の様子を紹介していきます。 現場の全景です。 交差点の角にある敷地に建つ2階建ての住宅です。 シート越しに見える外部は現在外壁下地が進んでいます。 シートの内部はこんな感じ。 外壁胴縁という細い木材が横方向に設置されていますね。 この外壁胴縁に外壁の板を張り付けて行くという仕上がりになります。 外壁胴縁を上からのぞき込むと・・・・たくさんの溝が掘ってありますね。 通気を確保する為の溝です。 下から上へと空気な抜ける構造の下地となります。 高温多湿の日本の気候では、建物も呼吸を確保する必要があります。 内部では、大工の下地作業が進んでいます。 建物外周部には断熱施工、間仕切壁では壁の下地作りの作業です。 この段階でも木造建物の構造が沢山見えていますね。 この木材たちが地元岩手・盛岡の木ですね。 地元の木材が建物の骨格を形成しています。 建物外周の壁には、断熱材が入ります。 建物構造の柱間にグラスウール断熱材を充填し、室内側にはビニールシートを張って行きます。 このビニールシートが気密を確保する大事な役目を担っています。 壁の上の方には、石膏ボードが張られました。 この石膏ボードは、天井裏に当たる部分に先行して張る防火構造の一部として機能する役目を担っています。 近隣で発生した火事の火が室内に侵入するのを遅らせる目的です。 1階と2階の間の天井裏の部分も同様に防火構造の石膏ボードを張っています。 いろんな構造がある屋根裏空間ですが、大工たちは器用にボードを張り、隙間がほとんど見えませんね。 すごい! 防火構造の施工ボードを張り終えると天井下地作りが始まります。 野縁という36ミリ角の杉材を組合わせて天井の下地が出来ていきます。 天井下地が出来ると、電気の配線や空調設備のダクト配管を行います。 天井裏の空間を所狭しと配線や配管が行き交う事になります。 現代の暮らしやすい住まいは、こうした見えない部分にその機能がぎっしり詰まっています。 吹抜け空間でも天井下地が進みました。 とっても広く広がりのある空間になる計画です。 まだ足場があったりと完成形は見えては来ませんね。 天井下地に薄いビニールを張っています。 今度は天井の断熱施工の準備ですね。 こんな風に断熱材がぎっしりと入りました。 グラスウール断熱材の吹き込み工法による天井断熱ですね。 厚さは30cm以上で施工しています。 建物外周部では、外壁の施工が始まりました。 先日作業場で加工していた岩手県産の杉板を張る作業です。 建物の角の部分から順に張り始めています。 杉板の表情が良いですね~。 杉板は、製材・乾燥したままの粗い板をそのまま加工して仕上げたモノになります。 表情がとっても豊かで有機的な雰囲気が出ています。 板の塗装にはウッドロングエコという特殊な塗料を使用しています。 木の表面を保護し腐朽から長持ちさせるための木材防護保持剤です。 塗装してから時間が経過すると色合いが変化していく不思議な塗料です。 杉板の表情もとても良い感じに仕上っていますね。 盛岡市青山で住宅新築プロジェクトが進行中です! 現場での建て方が無事に完了し、大工たちは建物に現代の住宅性能を付加していく工程へと入っています。 そして、その建物の構造材には、今回も地元岩手・盛岡の木材をたくさん使っています。 土台のヒノキ、杉の柱、赤松・唐松の桁、唐松の屋根材、みんな地元産の木を使用しています。 地産地消の家づくりは、環境にもとっても優しい事になります。 (木材の炭素の固定化、輸送距離の少ない素材の使用) そして、若い棟梁を中心に大工の技術を生かした家づくりとなります。 本物の素材と職人の技術、そして設計士さんの良いデザインが融合して家づくりが進んで行きます。 今から完成が楽しみです! 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2023-02-22 05:25
| 現場日記~住宅新築~
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