岩井沢工務所の仕事について
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2023年 02月 25日
盛岡市南青山で始まった新しいプロジェクトのご紹介です。
今回は、既存住宅の裏にある空いた敷地に音楽室を増築するというプロジェクトです。 普通の住宅とは違う性能を持つ建物の施工ですね。 音の響き方を考慮し、建物の形から制約があります。 音楽室の空間の広さ、空間の形状、防音・遮音性能といろんな要素をクリアしつつ計画を進めてきました。 そんな音楽室を作るプロジェクトがいよいよ始まりました! ![]() 既存住宅の裏側にある空き地ですね。 古い建物を解体して出来た空き地に音楽室を作っていきます。 ![]() 今回の棟梁は鈴木大工が担当します。 音楽室を構成する木の構造を大工が作っていきます。 ![]() 土台には「ヒノキ」、柱には「杉」、桁・梁には「唐松」を使用します。 全ての木材が岩手県産・盛岡市産の木材たちです。 地元の木を使って音楽室を作っていきます。 ![]() 番付けと呼ぶひらがなと漢数字は、その木材の配置される場所を記す住所となります。 ひらがなは、「いろはにほへと」を使い、漢数字の「一二三」と一緒に番付が付けられています。 遥か昔から続く大工仕事は、現代では使われなくなったひらがなの順番をそのまま引き継いでいます。 ちなみに長さの基準も昔から使われてきた「尺貫法」を使っています。 昔から続くモノづくりの基準を使い大工仕事が進んでいきます。 ![]() お施主様が持つ紙の図面ではなく、大工が使う木組みの配置図面という感じですね。 先ほど説明した「いろはにほへと」と漢数字「一二三四五」で番付が記載されています。 どの位置にどんな寸法の材が配置されているかを記す、大工の大事な図面ですね。 ![]() 沢山並ぶ杉の柱材、すべての材に番付が記載されて行きます。 大工の棟梁はこの仕事を全て一人で行っていきます。 その建物のすべての木の配置を決めるのが棟梁の大事な仕事ですね。 そしてこの後始まる「刻み」の為の線引きも行われて行きます。 棟梁はとっても重要で責任ある仕事ですね。 ![]() 音楽室が建つ位置に基礎を作る工程が始まりました。 建物の位置に地縄を張り、その周りに基礎の指針となる「遣り方」を出す作業です。 「遣り方」は、基礎を作るための芯と高さを記した大事な木枠です。 ![]() 基礎の部分を掘削し、砕石を入れて鉄筋を並べていきます。 まずはコンクリートを打設する為の準備の工程が進みます。 ![]() ベースと呼ぶ基礎の一番下の部分です。 この上に型枠を組み、基礎が立ち上がっていきます。 ![]() 基礎を作る際に出てきた既存住宅まわりのコンクリートのたたき部分です。 ベースコンクリートの養生期間に搬出作業。 重機を使って積込です。 ![]() このまま、産廃処分場へと運びます。 このコンクリート塊は、破砕して再生路盤材として道路の下地として再利用されます。 現代は、ゴミを減らすためにいろんなリサイクル素材が出来ています。 この現場から出るコンクリート塊も次の役目を担う事になります。 音楽室の増築工事がスタートしました! 音楽室という特定の目的のある建物は、いろんな制約が出てきます。 その制約のある建物を地元の木を使い、大工がその経験と技術を生かして作っていきます。 今回もベテランの大工が棟梁として工事を進めて行きます。 着工から順に作業の様子をご紹介していきます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2023-02-25 05:38
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