岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2023年 04月 22日
盛岡市南青山で進行中のプロジェクトのご紹介です。
今回は、既存住宅の裏にある空いた敷地に、音楽室を増築するというプロジェクトです。 「普通の住宅とは異なる性能を持つ建物」の施工ですね。 音の響き方を考慮し、建物の形状から制約があります。 音楽室の空間の広さ、空間の形状、防音・遮音性能といろんな要素をクリアしつつ計画を進めてきました。 その建物を作るのは、経験豊富な大工たちです。 音楽室の根幹となる遮音・吸音の施工進んでいます。 壁一面に白い綿のようなモノが配置されています。 これが吸音材という音を吸収する素材になります。 普通に作った壁の室内側にこうした吸音の層を設けていくというのが、防音工事の基本となります。 吸音材を配置したら上から石膏ボードを張ります。 普通の石膏ボードの壁が出来ていきます。 壁と同様の吸音材を天井にも設置します。 木で下地を作り、その間に吸音材を入れていく工程です。 天井全面に吸音材が入りました。 その上から石膏ボードを張っていきます。 換気扇部分の枠がまだ飛び出た状態ですね。 この後もう一層この吸音層を施工します。 天井壁に石膏ボードを張ると普通の部屋の下地が出来上がりました。 鈴木棟梁が次に用意しているの、遮音ボードです。 石膏ボードの裏に遮音マットがくっついているボードを張っていきます。 天井に遮音ボードを張っていきます。 通常の石膏ボードより重い・・・・・。 2人がかりで天井の石膏ボードを張っていきます。 遮音ボードの上からさらに木で下地を作ります。 何だかどの段階の施工なのか分からなくなりそうです・・・。 換気扇まわりの木枠と天井の下地が揃ってきました。 ようやく遮音・吸音の施工も最終段階です。 結果普通の天井下地→吸音層一層目→遮音ボード→吸音層二層目となって天井の下地が出来上がります。 天井と壁に二層目の吸音層の下地が出来上がりました。 吸音材の施工が始まります。 壁の二層目の吸音層が出来上がって行きます。 吸音と遮音を繰り返し施工する事で音漏れを防ぎつつ、ちょうどいい音の響きを作り出します。 コンセントも防音施工ですね。 こうしたライフラインの設備すら専用の資材を使って施工が進んでいきます。 壁に最後の石膏ボードが貼られて行きます。 さらに遮音材のくっついたボードを壁に張っていきます。 これが壁の一番内側の下地となります。 ようやく長い防音施工の終わりが見えてきました。 天井も同様に一番内側のボードが貼られました。 ようやく壁と天井の下地が出来上がりです。 床に黒いマットが敷かれて行きます。 これは遮音ボードですね。 音を遮る為の密度の高い層です。 わざと隙間を空けて遮音ボードを敷き、隙間には遮音材を注入していきます。 ボードとボードの間に完全に隙間を作らないように、ゲル状の遮音コーキングで密着させて遮音の下地を作ります。 遮音ボードの上から仕上げの床材を張っていきます。 この床が最終的な仕上がりの床板となります。 長かった防音工事の終わりです。 音楽室の増築工事が進行中です! 建物の構造が出来上がり、建物全体の断熱施工、音楽室の遮音・吸音施工が続けて進んでいきます。 音楽室という特定の目的のある建物は、いろんな制約が出てきます。 その制約のある建物を地元の木を使い、大工がその経験と技術を活かして作っていきます。 今回もベテランの大工が棟梁として工事を進めていきます。 着工から順に作業の様子をご紹介していきます。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2023-04-22 05:00
| 現場日記~リフォーム~
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