既存アパートリノベーションプロジェクト「暮らしのノード」 工事進行中。

築35年が経過した木造アパートをフルリノベーションするプロジェクトが始まりました。
街中の好立地にある建物ながら、老朽化で入居者がほとんどいない状況だった建物を街中での暮らし・働き方を提案する事務所・共同住宅として改修する計画です。
設計・監理は、NoMaDoS一級建築設計事務所様、施工は岩井沢工務所というタッグで施工が進んでいきます。
景観形成・新しい暮らし方・空間デザイン・断熱改修と盛りだくさんの要素が入るリノベーション工事、そのリノベーションを地元の木材と経験豊かな大工たちが施工していきます。

内部の完成予想パース。
事務所機能を備えた部屋の完成予想図ですね。
とても築35年のアパートには見えませんね････｡
実際どんな仕上がりになるのか、今から楽しみです。

解体作業の始まった室内は、こんな感じです。
まずは、建具類を搬出して間仕切りが無くなっていきます。
とっても広い空間が現れてきました。

台所の床材、塩ビシートの除去作業が始まりました。
まずはこうした仕上げ材を撤去し、分別しながら搬出・処分を行っていきます。

壁のクロスの除去作業が始まりました。
室内は一気にゴミの山です････｡
壁や天井の仕上げに使われているビニールクロスは、廃プラスチックという区分での産廃処分となります。

クロスはこうしてガラ袋に詰め込んで搬出していきます。
適正な廃棄物の分別には、こうしたゴミ袋も大事な要素の一つです。
解体作業には、たくさんのゴミ袋を使用する事になります。

浴室から出てきた風呂釜ですね。
バランス釜という名前で呼ばれる浴槽脇に設置されるタイプのガス釜が大量に出てきます。
コチラは、金属類が多いのでスクラップ業屋へ持ち込みます。

天井の解体が始まりました。
天井の石膏ボードを剥すと断熱材が見えてきました。
さらにその上には、薄いウレタンシートのようなモノがありますね。
全て撤去していきます。

壁の解体も始まりました。
壁下地の石膏ボードを剥すと下地の木が見えてきます。

剥した石膏ボードです。
ボードの裏側には、生産時の印字が残っています。
この印字が大事になります。
生産された時期とメーカー、商品名が分かるとアスベストの有無が分かります。

天井・壁の下地の除去が進むと室内が一気に広くなりますね。
こうして仕上げ材の除去、天井壁の下地材の除去が進んでいきます。

解体作業が進む建物外観です。
コンテナ・トンバッグ・ガラ袋････｡
各種廃棄物をいろんな入れ物に入れながら搬出作業が進んでいきます。

外観の完成予想パースです。
解体中の様子からこうなる事はなかなか想像できませんね。
とっても素敵な外観に変って行く途上の現場です。

まずは本格的なリノベーション工事に先立ち、モノを運び出す作業、解体作業が始まりました。
作る時と同様に解体作業時もたくさんの資材を運ぶことになります。
沢山の人員と資材を掛けて解体作業が進む現場ですね。
まだ完成予想図には程遠い状態ですが、完成をイメージしつつ作業を進めて行きます。
そんなアパートのフルリノベーション工事が少しずつ進み始めました。
続きをお楽しみに！