南青山町 音楽室増築工事 工事も終盤へと入ってきました！

盛岡市南青山で進行中のプロジェクトのご紹介です。
今回は、既存住宅の裏にある空いた敷地に、音楽室を増築するというプロジェクトです。
「普通の住宅とは異なる性能を持つ建物」の施工ですね。
音の響き方を考慮し、建物の形状から制約があります。
音楽室の空間の広さ、空間の形状、防音・遮音性能といろんな要素をクリアしつつ計画を進めてきました。
その建物を作るのは、経験豊富な大工たちです。
音楽室の根幹となる遮音・吸音の施工が終わり、家具の設置作業へと進んできました。
いよいよ工事も終盤へと入ってきました！

芝が外れて外観が現れた現場の様子。
片流れの平屋の建物の外観、ようやく全貌が見えてきました。
建物形状も音の響き方に合わせて決めてあるので、建物形状も含めて音楽室という事になります。

室内では、遮音・吸音の施工が完了しています。
見た目普通の下地状態まで進みました。
そこへ家具の設置工事が開始です。
まずは、音楽室の一番奥の壁に棚が設置されて行きます。

続いては、観賞スペースにベンチの設置が進みます。
全て弊社の大工たちが作った造作家具です。
現場の寸法に合わせて作る造り付家具なので、ピッタリと納まります。

家具の配置が決まると内装クロスの施工が始まります。
まずは、壁のボードのジョイント部分を平滑に整えるパテ処理作業です。
クリーム色のボードのアチコチに白いパテが塗られて行きます。

部屋全体のパテが塗られて行きます。
正面に設置された棚は大きいですね。
この棚は、楽譜の寸法に合わせて作っています。
全ては音楽の為に整備されて行く音楽室ですね。

棚に棚板が入りました。
こうなると一気に収納らしく見えてきます。
壁全体が楽譜の収納スペースとして整備しています。
という事は、物凄い量の楽譜がやって来る計画です。

設置が完了したベンチは、塗装作業が進みました。
栗の天板は無垢のまま、下の箱部分を白く塗装しています。
座面の質感を生かすようにベンチを仕上げていきます。

壁のクロスが貼られて仕上がりました。
いよいよ室内も完成形に近づいてきました。

音楽室の増築工事が進行中です！
建物の構造が出来上がり、建物全体の断熱施工、音楽室の遮音・吸音施工が無事に完了しました。
続いての作業は、内装仕上げの工程と家具の設置作業です。
だんだん室内も完成形に近づいてきた現場です。

音楽室という特定の目的のある建物は、いろんな制約が出てきます。
その制約のある建物を地元の木を使い、大工がその経験と技術を活かして作っていきます。
今回もベテランの大工が棟梁として工事を進めていきます。
着工から順に作業の様子をご紹介していきます。
続きをお楽しみに！