岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2023年 09月 19日
遠野のオーベルジュ「とおの屋 要」様の新しいお店の施工準備が始まりました。
まず行うのが使う木材の準備です。 「木材なら買ってくればいいのでは?」と思うのが一般的ですが、「とおの屋 要」の店主「要太郎」さんはそうはいきません・・・・。 木材探しの旅・土探しの旅に続き「古材探しの旅」が始まりました。 まずは徹底して素材にこだわる店主に徹底的にお付き合いしながらお店づくりの準備を進めて行きます。 ただ闇雲に集めて来た訳ではなく、お店の概要に合わせて、長さ・太さ・形状を選んだ古材たちです。 これからどんな建物になるのかは、想像でしか分かりません。 そんな一風変わった店舗を形成する素材が集合です! どの古材も埃と煤だらけ・・・・。 100年以上かけて古民家で煤をまとい、さらに弊社の作業場で何年も木の埃をかぶった逸材たちです。 この段階ですでに表情があまりにも豊か・・・・ですね。 古材たちの水洗い作業が始まりました。 作業を行うのは袰岩大工。 もちろん古材に着いた煤や埃を落とすのですが、いい塩梅が大事な作業。 落としすぎてもダメ、落とさないのもダメ、適度に洗うというのが経験ですね。 水を流した後は、亀の子たわしでこすって煤を落とします。 袰岩大工と立花大工が作業を進めます。 この作業ももちろん塩梅が大事ですね。 こんな梁材も洗いの作業が進みます。 古い商家の常居にあった「差物 さしもの」と呼ばれた梁兼鴨居ですね。 素材は栓の木と思われます。 埃を落としたとたんにいい表情を見せてくれました。 洗った古材たちは、作業場の刻み場へと戻っていきます。 重くて持ちにくい形状の古材たち・・・・・。 こうして台車に乗せて運びます。 古材を何度も扱った大工たちの経験がモノを言いますね。 使う場所ごとに置き場所を掛ける大工たち。 この後の打合せに備えて古材の整理も行います。 いろんな樹種・形状・用途の古材たちが並んでいきます。 古材の打合せ準備が完了です! たくさんの古材が一堂に会し、どれをどこに使うか検討を進めて行きます。 まずは、この材料を見つつ、藤澤棟梁が使い方を検討、その後店主「要太郎」さんと打合せに入るという流れになります。 どんな打合せになるのか楽しみですね。 弊社作業場にやってきた『とおの屋 要」の店主。 棟梁を務める藤沢大工と古材の打合せ開始です。 材の特徴を説明する藤澤棟梁。 一言で「古材」と言っても樹種・形状・成り立ちと1本1本の古材ごとに違います。 そんな材のバックグラウンドも考えつつ古材の配置を考えていきます。 体を名いっぱい使って説明する藤澤棟梁。 古材たちの大きさが理解できる写真です。 とにかく材が大きく長いですね。 店主要太郎さんも驚きつつ、この存在感ある古材たちをどこに使うか真剣に考えてもらいました。 遥か昔の大工の棟梁が書いた文字も見つけられました。 毛筆で書かれた「常居 梁」の文字。 昔の大工が作った古材を再び使い、他にはない様なお店を計画していきます。 どんなお店が出来るのか今から楽しみになりますね。 新しいお店のための古材探しの旅が進んでいます。 お店の間取りが決まり、どんな内装にするかを考える中で土探しの旅に続き古材探しの旅が始まりました。 「要太郎」さんの頭の中を見る事はできませんが、何とか要望に応えられるように試行錯誤の繰り返しです。 良いものが出来そうな予感が満載です! そんな少し変わったお店作りが進行中です。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2023-09-19 04:44
| 現場日記~店舗~
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