岩井沢工務所の仕事について
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2023年 11月 11日
先日行った瓦屋根の応急修理の現場。
土蔵の瓦屋根の一部が落ちてきたとの事。 今回は、今年の冬を乗り越えられるように応急修理を行い、来年以降しっかり直すという計画とします。 そんな土蔵の瓦屋根の修理の様子です。 屋根の端の部分・・・・一部空が見えていますね。 何かの原因で屋根が腐食し、瓦が落ちて来たようです。 落ちていた瓦をチェックすると一緒に腐食した木片も確認できました。 屋根の下地が腐食し、瓦の重みに耐えられなくなって瓦ごと屋根の一部が崩落したと思われます。 早速、応急修理の用意に取り掛かります。 足場を掛けて、崩落した屋根の様子を確認です。 現場作業は、坂本大工と中津大工。 安全のため、大工2名で作業を進めて行きます。 崩落した屋根の側面はこんな状況。 瓦の下地は、柾(まさ)葺きのようですね。 雨水が侵入し、柾(まさ)部分が腐食、そのまま垂木まで腐食し瓦を保持する耐力が無くなって崩落しています。 瓦の下の柾(まさ)葺きも長年屋根を支えた風合いが漂いますね。 年月か醸す木の風合いがとても良いです。 ただ、今回はその下の垂木も腐食したため、屋根自体の存在が危ぶまれる状況に・・・。 屋根全体の影響が出ない様に修理を進めます。 腐食している部分を取り除き、新しい野地板を差し込みました。 野地板には厚い杉の破風板を防腐塗装して使用しています。 まずは、腐食した屋根を支えられるように耐久性重視で修理を進めます。 瓦を復旧です。 軒先部分が応急修理の為押さえられず、瓦に小さな穴をあけて留めています。 瓦職人さんは、いろんな修理方法を知っていて助かりました。 瓦に空けた穴をコーキング材で埋めて防水処理が完了です。 これで瓦も元々の配置に戻って、漏水することなく屋根が復旧です。 雨どいを復旧して今回の応急修理が完了となります。 崩落した屋根下地を完全に直すところまでは施工しませんでしたが、腐食した部分を除去し、これ以上腐食が進まないように応急修理する事が出来ました。 まずは、今年の冬を乗り越えてから次の修繕計画へと進むことになります。 土蔵の瓦屋根の修理が完了です。 今回は、屋根瓦の一部がずれて雨水が瓦の下に侵入したのが原因でした。 漏水に気が付かず、何年もそのままだった為下地の柾(まさ)・垂木と腐食が進み、最終的には瓦の重みに耐えられずに屋根の一部が崩落したという状況でした。 原因をしっかり把握し、これ以上劣化が進まないように修理をしたのでまずは一安心です。 今回も経験豊富な大工と瓦職人がしっかりとタッグを組んで修理の作業を進めました。 古い建物は、職人の経験と勘に頼る部分も多くなります。 そんな経験と技術を生かした瓦屋根の修繕作業の様子でした。
by iwaizawa
| 2023-11-11 04:44
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