岩井沢工務所の仕事について
岩井沢工務所HP
新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
現場日記~住宅新築~ 現場日記~9坪ハウス~ 現場日記~リフォーム~ 現場日記~店舗~ 現場日記~マンション改修~ 現場日記~アパート~ 現場日記~蔵移築再生~ 現場日記~蔵改修~ 現場日記~古民家再生~ 現場日記~小屋~ 施工したお店 古民家移築先募集 古材 おしらせなど イベント案内 いろんな話 近所のお店 遊びなど 外構工事 モリブロ 以前の記事
2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 more... 検索
ブログパーツ
記事ランキング
|
2023年 12月 13日
花巻市石鳥谷町で進行中の小さな住宅の新築プロジェクト。
ご家族3人で暮らす木の香りがあふれる家づくりが進んでいます! 建物を構成する構造材から下地材、そして人が触れる仕上げに至るまで地元岩県産の木材をたくさん使って仕上げていきます。 お施主様から伺った要望を最大限組み込みつつ、ご予算に合わせて間取りを構成しました。 小さな建物ですが、暮らしやすい住宅となるはずです! それではそんな家づくりの様子をご紹介していきますね。 現地では、建て方作業が進行中! そんな現場の様子を紹介します。 建て方作業は下から順に土台→1階の構造→2階の構造→屋根構造と進んできました。 現在進む屋根構造部分「母屋」は、唐松材を使っています。 岩手ならではの唐松は、粘り強い特性を持つ材で横架材として建物構造に使用されます。 岩手には鉱山が多くあったので、坑道を支えるための丸太として使うために植樹されたと言われています。 そんな岩手ならではの唐松を使った屋根構造が出来上がってきました! 母屋はこのように屋根勾配に合わせて段差を付けて並びます。 母屋の高さは、紙の図面から大工が割り出して計画しています。 ここにも手仕事の見事な技術が見えてきますね。 母屋の上に垂木が載りました。 母屋を直行方向に配置されるのが垂木です。 屋根の勾配に合わせて斜めに取り付けられています。 この垂木も岩手県産の唐松材を使用しています。 垂木の上に板が敷かれ始めました。 この板は、野地板を呼ばれる直接屋根面を支える面材として機能していきます。 野地板には、赤松材が使われています。 もちろん岩手県産の赤松です。 野地板が張り終わると屋根の形状が完全に見えてきます。 野地板は厚さ4分(12mm)の薄い板材です。 この無垢の薄い板材がこの先何十年と過酷な屋根の環境で屋根面を支えていきます。 合板だと接着剤の耐用年数が重要になりますが、無垢の板はとっても長持ちです。 続いて屋根の端の部分に幅の広い板を留め付けていきます。 破風板という杉板ですね。 屋根面と軒先をつなぐ役目を持つ板です。 破風板の上部に1寸角の唐草と言う部材を取り付けます。 唐草は、屋根を流れてくる雨水をスムーズに雨樋に入れる為の水切りの役目を持つ部材です。 この突起部分にトタンを巻いて屋根面のトタンと結合します。 細かな部分ですが、雨水の処理に大事な役目を持つ部分の施工ですね。 屋根の施工まで進んだ現場の全景です。 屋根が出来上がった瞬間に雨が降り始めました。 ちょうどいいところまで好天に恵まれてラッキーでした。 花巻市石鳥谷町で進む岩手県産木材を使った小さな住宅の新築プロジェクトです。 今回は、「いわて木づかい住宅普及促進事業」を使った家づくりを計画しています。 地元岩手の木を使い、高性能な家づくりを後押ししてくれる岩手県の補助事業です。 そして、そんな家づくりの根幹は、技術と経験豊富な大工が担っていきます。 職人が中心の家づくりの様子を少しずつ紹介していきますね。 地元岩手の木を使った建て方作業が進む現場作業です。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2023-12-13 04:57
| 現場日記~住宅新築~
|
ファン申請 |
||