岩井沢工務所の仕事について
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新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
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2024年 02月 17日
昨年春から取り組んできた大仕事が岩手公園(盛岡城跡公園)にある神社「桜山神社」 様の改修工事でした。
神社で最も歴史ある建物でもある御社殿の大規模な改修工事でした。 明治期に建てられその後何度かの改修を経て今に至る神社の社殿の改修工事。 今回は、神社専門の設計事務所、東京の日本建築工芸設計事務所様との共同作業です。 歴史ある建物の改修工事は、技術と経験豊富な大工たちと地元岩手・盛岡の木材を使って進めました。 そんな「桜山神社」様の御社殿改修工事の様子をご紹介していきます。 現場では、社殿の床の解体工事が終わり、床下の防湿コンクリート打設へと工程が進んでいます。 そんな現場での施工の様子を紹介していきます。 ベテラン袰岩大工と若手の立花・中津で解体作業が進みます。 昭和初期に作られた御社殿の床は、当時の古材を使って作られていました。 資材が少なかった戦前戦後期の大工さん達の苦労が垣間見れます。 そんな歴史の詰まった神社の建物の改修工事が進んでいきます。 解体作業もすべて手作業です。 大引・束と大工たちが力を入れて外し、外へと搬出していきます。 力仕事はやはり若手の大工たちが居るとスムーズに進みますね。 あっという間に床の構造部分が無くなりました。 すぐに防湿コンクリートの打設準備です。 床下に敷いておいた砕石の上に防湿シートを敷き詰めていきます。 このシートの上にコンクリートを載せる計画です。 神社の境内に真っ赤なコンクリート圧送車がやってきました。 神社の鳥居をくぐり、岩手公園の曲がり道を通れるのは、この小型のミキサー車だけでした・・・・。 無事に境内に入り、ブームを伸ばして社殿内部へと配管を伸ばしていきます。 コンクリートを流す太いホースが社殿内部へと入っていきます。 このホースの中をドロドロのコンクリートが流れていきます。 現場にコンクリートを運ぶミキサー車がやってきました。 ミキサー車は、工場で作ったコンクリートを固まらないように運ぶ専用の運搬車ですね。 ドロドロのコンクリートをミキサー車から圧送車へと入れて、社殿の床下空間へと送ります。 社殿の床下では、太いホースからコンクリートが出てきました。 そのコンクリートを一定の厚さで平らに均す作業を若手大工たちが進めて行きます。 社殿の床下全体を覆う量のコンクリートがどんどん運ばれてきます。 そのスピードに負けないように均し作業が進んでいきます。 コンクリートがおおよそ固まったら、次の工程が始まります。 明治期に作られた巨大な床組みの大引きを下げるという作業が始まりました。 単管パイプを3本組み、その上にチェーンブロックを吊り下げています。 物凄い重さの大引きを吊る為の仕掛けが出来ています。 こんな風に大引きを吊り下げる作業が進みます。 大引きを切断し、吊り下げます。 その間にホゾ加工を行い、当初より低い位置に大引きを掛け直す作業となります。 チェーンソーを使いながら巨大な大引きを切断する袰岩大工と鈴木大工。 ベテラン勢がこの難作業に取り組みます。 切断してみるとこの巨大な大引きは、青森ヒバと分かりました。 明治期もやはり北国の木を使っていたという事になります。 ベテラン大工のコンビがどんどん作業を進めて行きます。 遥か昔の大工の作った床組みを現代の大工たちが修正するという工事ですね。 大引きがこれまでより約40cmほど下がって納まっていきます。 微妙に木を削る作業は、大工の勘と経験が頼りになります。 昔の大工が手斧(ちょうな)で削った大引きを現代の大工がノミで削って修正する光景です。 やはりベテラン鈴木大工の技術が生きています。 強大な大引きが見事に納まっていきます。 社殿の床の改修作業がどんどん進んでいます。 古い建物の解体作業では、昔の職人の仕事を見る事が出来ました。 そしてその昔の職人が作った床組みを現代の大工が修正する作業が進んでいきます。 解体→床下のコンクリート工事→床組みの修正と工程が進んできました。 こうした大工工事は、やはり大工の技術と勘・経験がモノを言いますね。 そんな大工の歴史を思いつつ進む神社の改修工事の現場です。 続きをお楽しみに!
by iwaizawa
| 2024-02-17 04:35
| 現場日記~リフォーム~
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