木造ガレージ設置工事 その2

2015年に竣工した「切り妻の家。
設計は「オオツカヨウ建築設計」様、施工は「岩井沢工務所」というタッグで新築しました。
今回は、ガレージを作る工事でお邪魔しました。
現場での基礎工事を経て、大工たちがガレージ本体を組み上げる作業を開始です。

弊社作業場で加工が進むガレージの構造材です。
5ｍを超える長さの梁材がガレージの屋根を支えます。
耐荷重を考慮して唐松の集成梁を用意しました。
こうした構造材の加工は大工たちの手仕事です。

現場にやってきた唐松の集成梁。
人力では持ち上げるのが困難なので、クレーンの付いたトラックで搬入です。

現場に横付けしたトラックから、そのまま組む作業を進めます。
道路や敷地がギリギリの街中の状況を利用し、素早く建物構造を組み上げていきます。

組み上がったガレージの構造材の上に垂木が載りました。
すべて作業場での加工時に塗装まで施してあります。
現場での作業をなるべくスムーズに素早く終える為、加工時にしっかりと工程を進めておきます。

垂木の上には野地合板を敷いていきます。
勾配の緩い屋根となります。

野路合板を敷き、屋根形状がほぼ仕上がりガレージの完成形が見えてきました。
建物の間口一杯にガレージが作られています。

建物の構造部材には、耐震金物の取付が行われています。
地震時の揺れにもしっかり対処できるガレージを作ります。

大きな梁と柱の接合部にも揺れ止めの構造部材を取り付けました。
三角形に加工した木のブロックを取り付けて、金物でしっかりと固定してあります。

ガレージ内から天井を見上げるとこんな景色です。
構造材の梁と垂木・野地合板が見えています。
大工の手仕事が見えるガレージです。

建物構造が組み上がったガレージです。
この後は、屋根の板金工事と電気配線工事が進む事になります。

建物の雰囲気に合わせた大工の作る大型のガレージの設置工事です。
続きをお楽しみに！