ワコム＆ヘラルボニー盛岡ビレッジ 施工の様子 その5

盛岡市開運橋通にあるヘラルボニー様のギャラリーと同じフロアの空きテナントで始まった新たなプロジェクト。
「ワコム＆ヘラルボニー盛岡ビレッジ」
設計は合同会社　　伊藤維建築設計事務所様、施工は岩井沢工務所というタッグでプロジェクトが進みます。
現場では、左官職人　小松圭太郎による三和土（たたき）の施工が終わり、次の工程が進み始めました。
そんな開設までの施工の様子をご紹介していきます。

三和土（たたき）の施工が終わった現場。
街中のRC造ビルの4階とは思えない光景です。
昔ながらの三和土がコンクリートの空間を柔らかい雰囲気に変えました。
日に日に三和土の色も薄く変化していきます。

次の工程の準備が始まりました。
テナント内にあるこちらの小上がり空間でも施工が始まります。

使う素材は、コチラです。
ナラの古材の板ですね。

弊社作業場に板を運び、小上がり空間の大きさに配置してみます。
いろんな大きさと色合いの板を並べ、最後に框でグルっと囲いました。

現場ではまず巾木を外していきます。

板を並べていきます。
板には作業場で番付を振り、シミュレーション通りの順番で板が並んでいきます。

ピッタリと板が納まりました。

水道の水抜き操作器具のまわりをくり抜き、操作に支障の無い様にします。

最後にオイルで古材の表面を保護していきます。
古材の色が少しずつ濃く変化していきます。

壁では、塗装の補修作業も始まりました。
壁に傷や小穴をパテで埋めていきます。

白く塗装すると傷や穴が無くなり、フラットな壁面が出来上がっていきます。

RC造打ちっ放しの壁面も汚れ落としの作業を行います。
壁などをくっつけていた箇所にある両面テープの接着剤跡をリムーバーで除去していきます。

岩手の土・岩手の木・岩手の石を使った内装工事が現地で進んでいます。
RC造のビルの4階とは思えない不思議な空間が出現してきました！
そんな空間づくりを進めているのは、技術と経験の豊富な職人です。
人の力を最大限生かした空間づくりには、手仕事の職人の技が必要ですね。
素敵な空間がどんな風に作られていくのか、少しずつご紹介していきます。
続きをお楽しみに！