岩井沢工務所の仕事について
岩井沢工務所HP
新築・リフォーム・エクステリアなど住宅に関するお仕事はなんでもやっております。 古民家再生・店舗設計施工もおまかせください。 自社で大工をかかえ、墨付・刻みから大工の手で行っております。 お客様からの信用と信頼を第一に誠実な仕事を行っております。 カテゴリ
現場日記~住宅新築~ 現場日記~9坪ハウス~ 現場日記~リフォーム~ 現場日記~店舗~ 現場日記~マンション改修~ 現場日記~アパート~ 現場日記~蔵移築再生~ 現場日記~蔵改修~ 現場日記~古民家再生~ 現場日記~小屋~ 施工したお店 古民家移築先募集 古材 おしらせなど イベント案内 いろんな話 近所のお店 遊びなど 外構工事 モリブロ 以前の記事
2024年 10月 2024年 09月 2024年 08月 2024年 07月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 04月 2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 more... 検索
ブログパーツ
記事ランキング
|
2024年 02月 27日
花巻市で始まった住宅新築プロジェクト「砂子の家」。
設計は「オオツカヨウ建築設計」様、施工は岩井沢工務所というタッグで進めて行きます。 田園地帯の真ん中、雑木林に囲まれたとっても気持ちの良い土地で仕事です。 大工は昔ながらの墨付けで構造材を刻む準備を進めます。 そこに高性能の住宅を作る設計士の技術が加わる家づくりが始まりました! 坂本棟梁が作った図板。 大塚設計士が作る紙の図面とは違う、大工の作る木組みの構造図面です。 もちろん決まりは無く、棟梁を務める大工が自分が分かりやすくコメントを記載しながら作成していきます。 柱位置は番付と呼び、「いろはにほへと」と漢数字「一二三四五」で示しています。 遥か昔から続く大工仕事の一番の基本となる図面ですね。 製材所から構造材が届きます。 トラック山積みの木材は、岩手県産の唐松材です。 桁や梁と呼ぶ横架材に使う角材たちですね。 こうしてフォークリフトで荷下ろしを行います。 木材の積み下ろしはなるべくフォークリフトを使い、省力化。 凄い量の木材も短時間で少人数の作業で積み下ろしが可能です。 構造材は、その後作業場内へと運び入れます。 山積みの桁・梁材がすごい量ですね。 一部は、構造計算による集成材として入荷しています。 この量を見ても建物が大きい事が分かります! 坂本棟梁が墨付けの作業を開始です。 墨付けは、隅壺と墨差しという大工道具を使って進められます。 書道以外ではあまり見る事の無くなった墨汁を大工たちは使っています。 墨で構造材に加工する為の線引きを行い、番付を記載する作業ですね。 現場では地鎮祭を行ってから基礎工事が始まります。 地鎮祭は、とっても気持ちの良い青空のなか行われました。 雑木林に囲まれた山間の田園地帯で基礎工事スタートです。 掘削を始めると表土の下からすぐに礫交じりの粘土層が現れてきます。 地盤調査通りの地層です。 この礫交じりの粘土層を一定の深さまで掘り下げます。 掘った溝に砕石を入れていきます。 砕石は盛岡とも少し違う色の石でした。 掘った溝に一定の厚さで砕石を敷きました。 砕石は、ランマーという転圧機で締固めの作業を行います。 粒の細かな石から大きな石までしっかりと混ぜて締固めを行います。 これでコンクリートの基礎を下で支え、重量を地面へと伝える基礎の床の部分が出来上がっていきます。 締め固めた砕石の上に鉄筋を組み、ベース枠を設置していきます。 コンクリートの基礎の内部に入り、基礎をしっかりと強固にするための鉄筋となります。 こうした工程を見る事で住宅の基礎は、圧縮力に強いコンクリートと引張力に強い鉄の良いとこ取りの構造と言う事が分かります。 工事が始まった「砂子の家」の現場の様子です。 清々しい景色の田園地帯の真ん中で基礎工事が進み始めました。 程よい雑木林が囲む古くからの田園地帯は居るだけで気持ちが良いですね。 そして弊社作業場では、昔ながらの大工の技術を生かした建物構造の墨付け作業が始まりました。 使う素材はもちろん地元岩手の木材たちです! そんな場所で地元の木を使い、大工がその技術を生かしての建築が進み始めました!
by iwaizawa
| 2024-02-27 04:46
| 現場日記~住宅新築~
|
ファン申請 |
||