とおの屋「要」様 レストラン新築工事 大工工事進行中。

遠野のオーベルジュ「とおの屋　要」様の新しいお店の施工が進行中です。
今回施工する建物も遠野のオーベルジュ同様、他には無い様な特殊な建物を計画しています。
新しく建てる建物ですが、新しくは見えない建物を建築する計画です。
「とおの屋　要」の店主「要太郎」さんと打合せを重ねながら作り上げていく現場が進行中！
ケヤキの据付作業、建物構造の建て方作業と進んできました。
建て方も無事に終わり、古材を使った構造もとっても良い雰囲気です！
大工たちは続いて下地の作業へと取り掛かり、屋根では瓦葺きの作業が進みます。
通常の建物とは現場の雰囲気が全然違いますね。
どんな建物が出来るのか、今からワクワクします！

お店の見どころの一つ、古材を組み合わせた天井の施工が進みました。
屋根勾配に合わせた紅梅のある天井は、岩手県産の赤松の登り梁が支えています。
とても雰囲気の良い天井に仕上がってきました。

足場の上から見下ろすと地上に鎮座する巨大なケヤキの丸太が見えてきます。
とにかくデカい！
存在感抜群のケヤキと雰囲気の良い天井が仕上がってきました！

先日設置された古材の化粧梁も斜めにきれいに配置されています。
この古材は、南部曲家のが屋根を支えていた合掌材。
囲炉裏の煙で燻された赤松材です。

出来上がった天井の裏側では、下地作業が進んでいます。
まずは防湿シートを敷く作業ですね。

続いて断熱材を入れていきます。
厚い高性能グラスウールを屋根面に沿って入れていきます。

隙間なく充填するとこんな感じ。
古材を使って雰囲気を重視する建物ですが、断熱性能もしっかりと担保します。
断熱性能の良い建物は、冷暖房もすぐに効く使いやすいお店になりますね。

見た目も良く、性能も良い建物が雰囲気良く仕上がってきました。



現場では、天井まわりの施工が進んでいます。

遠野のオーベルジュ「とおの屋　要」の店主「要太郎」さんは、お米を栽培する農家でもあり、料理人でもあります。
農業も料理も素材を扱う現場を大事にし、その奥深くを探求する性格の店主。
その店主と共に新しい建物もその素材をとても大事に考えて選んでいます。
先日紹介した素材探しから始まったプロジェクト。
今度は、巨大なケヤキの丸太を現地に据付け、続いて建物本体を組み上げる建て方作業も無事に終わりました。
新しい建物ではありますが、ほとんど新しくは見えないというちょっと変わった建物の建築が進行中です。
どんな建物が出来ていくのか今からワクワクします！